映画ノ壺

特捜部Q 檻の中の女

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未解決事件の資料整理をする部署へ左旋された元殺人課の刑事が、操作能力と持ち前の食いつきによって、継続中だった未解決事件を解き明かしていく……といった導入のミステリーサスペンス感ある刑事モノ。

主人公の警察コンビが良い感じだし、サスペンス的な展開もちょいちょい挟んだりして飽きが来ない。展開も早くてサクサクという感じだし。最後までどうなるかドキドキする緊張感があって上手い。

割りとライトに見られる感じなので、暇つぶし的に見るにはおすすめ。

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原題は「Kvinden i buret」で、意味は「檻の中の女」

「特捜部Q」は原作の小説を翻訳する際に日本で付与されたタイトル。連作なので何か共通タイトルを振ろうというのは分かるし、特捜部Qというのもまぁ作品内容に準拠してるけど、ちょっと特撮モノめいた雰囲気のタイトルになっちゃってる気がする。

アンノウン

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記憶喪失からの不思議体験系のミステリー・アクション映画。

事故で昏睡状態になり目覚めると自分が居るべき場所に他の奴が居る。どちらが本物なのか……という見覚えのあるストーリーなんだけど、謎はキチンと解明されて伏線もしっかり回収し、最後も綺麗にまとめて終わる納得のストーリー。謎が明らかになるまでは「いったいどういう事なのか?」を何度も考えさせられる(何となく分かってしまったけど)。謎が解けた後もアクション映画として十分な出来栄え。

シリアスな展開の割にちょっとご都合主義的な面もあるので、アクション映画として楽しんだほうが良いと思う。

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記憶の混乱で任務を忘れてしまって云々というの、どこかで見たようなプロットだけど割りとよく描けている。

組織とかパーティーでのテロとかは、ちょっとファンタジックすぎるぜという感じ。

原題は「Unknown」で完全に同じなんだけど、当初は「身元不明」という邦題になる予定だったらしい。公開直前に東日本大震災が起きたため、配信元のワーナーブラザーズがタイトル変更したんだとか。

ザスーラ

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小さな兄弟が地下室で見つけた不思議なボードゲームをやり始めると、ゲームの内容通りに不思議な事が!家族向け夏休みファンタジー映画。

映像が綺麗で、内容の突飛さも相まって大変面白い。子供向けの夏休み映画だと思うけど、大人でも童心に返って楽しめるんじゃないだろうか。兄弟が居る人はなお楽しめると思う。ジュマンジに似てるけど(というか、原作者が同じらしい)、こっちのほうが冒険モノっぽくて個人的には好き。

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家が宇宙に放り出されている描写がファンタジックで良い。子供の頃、こういう妄想をしたよね。ボードゲームが現実になっちゃう、というのも子供の想像っぽくて良い。

原題は「Zathura: A Space Adventure」で、珍しく邦題で副題が除去されているパターン。

セブンス・サン 魔使いの弟子

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「魔法使い」ではなく「魔使い」が主役の、完全王道ファンタジー。ロード・オブ・ザ・リングやハリポタの劣化版ポジション。

完全王道展開のド直球映画。この手の映画は資金力や監督力などでストレートに殴るタイプで、この映画は「程々の力」といったところ。ロード・オブ・ザ・リング程ではないものの、そこそこ満足感が得られる程度で一応お金かけてる感があり、満足感もそこそこ得られる。

「魔使い」は悪魔使いとかそういうのではなく、魔物と戦う的な意味らしい。

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もっとお金をふんだんにつぎ込んで、3時間映画くらいになってれば良かったのかも。詰め込まれた要素も展開もありきたりで★4はつけすぎなんだけど真正面からやってて偉いと思うので評価を上げた。

原作付き映画らしく、原作ファンからは不評。設定が盛り込まれ過ぎな感じがしたり「出てきただけで活かされてない設定」が見受けられるのはそのためと思われる。ただ、見て分からない事が出てくる様な難しい感じではないので、期待しすぎなければ楽しく観られるのでは。

「魔使い」ってなんだよ、と思ったら原題は「The Spook's Apprentice」でクソ邦題案件だった。Spookは「奇人/変人」の意味と思われ、その方が映画の内容とも合致する。ただ「変人の弟子」とするのもアレなので「隠者の弟子」とか「退魔士の弟子」辺りじゃないだろうか。魔使いじゃ悪者側っぽく見えるし多くの人が「魔法使いの弟子」と勘違いする。小説版のタイトルに倣っただけだとは思うけど…

アイランド

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細菌汚染で滅亡寸前な世界に作られたクリーンなシェルターから始まる、ミステリーSFアクション映画。


基本設定はありがちな感じだけど「あっ、そういう方向に行くんだ」という転換があって面白い。基本的にはアクション映画という感じで設定に突っ込みどころは多いけど勢いで忘れて観たほうが良い。SF的に面白いかと言われると「まぁありがちな設定やんな」という感じもする。映像的には頑張っていて、アクション娯楽映画としては程よく仕上がっていると思う。

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ディストピア的な施設から始まって、実は外の世界の事が隠匿されていてホニャララ~みたいなの、割りとよくある設定だけど、嫌いじゃない。

クローン人間がこの手の施設で育てられてて~ っていう設定自体が既視感ありまくりなので、割りと序盤で「その手のやつかな?」と気づいてしまった。

とはいえ下手な見せ方というわけでもなく、中盤以降は逃亡アクションになるので飽きずに観終わる事が出来た。

意外だったのはラストで、まさか施設ぶっ壊しに行くとは。でも娯楽映画的にはアリ。