映画ノ壺

A.I. Artificial Intelligence

ネタバレなし感想

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アンドロイドの少年が人間になろうと旅するSF映画。結末は意外。

途中まではままありがちな感じの展開だなと思っていたけど、後半でだいぶ変わってきて最後は予想外。

ロボット視点を通して愛や人間が描かれている。あまり美しい描かれ方ではなく「人間ってクソだな」とよく分かるので実に良い。

ジュード・ロウがイケメン役で出てくる。主役はシックスセンスの子。

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ネタバレあり感想

最後に宇宙人が出てきたのは、本当に「おお、なんじゃこれ……」となった。彼らは人類が残したロボットの末裔で、創造主たる人類を調査しているらしい。

監督がキューブリックからスピルバーグに引き継がれたらしくアイノコ感があり、映画的にはスピルバーグっぽいのに展開はキューブリックっぽさがあり、その辺りはあまりマッチしていない感じがある。キューブリックが監督やってればもっと良かっただろうなぁ、と思ってしまった。

ロボットが人間からぞんざいに扱われたり破壊ショーみたいなのが行われる、という作品は他にもあるけど、この作品での描かれ方はひときわエグい感じがする。

ラストの終わり方も、スッキリ気持ち良いものではないし、映画を観てから色々考えてしまった。

アイランド

ネタバレなし感想

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細菌汚染で滅亡寸前な世界に作られたクリーンなシェルターから始まる、ミステリーSFアクション映画。


基本設定はありがちな感じだけど「あっ、そういう方向に行くんだ」という転換があって面白い。基本的にはアクション映画という感じで設定に突っ込みどころは多いけど勢いで忘れて観たほうが良い。SF的に面白いかと言われると「まぁありがちな設定やんな」という感じもする。映像的には頑張っていて、アクション娯楽映画としては程よく仕上がっていると思う。

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ネタバレあり感想

ディストピア的な施設から始まって、実は外の世界の事が隠匿されていてホニャララ~みたいなの、割りとよくある設定だけど、嫌いじゃない。

クローン人間がこの手の施設で育てられてて~ っていう設定自体が既視感ありまくりなので、割りと序盤で「その手のやつかな?」と気づいてしまった。

とはいえ下手な見せ方というわけでもなく、中盤以降は逃亡アクションになるので飽きずに観終わる事が出来た。

意外だったのはラストで、まさか施設ぶっ壊しに行くとは。でも娯楽映画的にはアリ。

アップサイドダウン 重力の恋人

ネタバレなし感想

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映像の美しいSF風恋愛映画。未来モノではない。

コロニーの様に空の上に反対向きの世界があるという設定で、しかも互いの世界のモノが触れ合ってしばらくすると発火してしまうという面白い世界観……なんだけど、そこら辺の設定はガバガバ感があるし、世界描写はツッコミどころが多い。SFとして見ると「雑すぎでしょ」という感想になってしまう。恋愛映画として見るモノなんだと思う。

設定はともかく世界の描写は非常に美しい。フランスとカナダの共同制作なんだとか。綺麗な映像と、恋愛冒険譚っていう意味ではよく出来てるのかもしれない。恋愛映画にはあんまり興味ないけど綺麗だったので★3。

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ネタバレあり感想

基本世界観であるところの「互いの世界のものが触れると発熱発火する」という部分が、単なる舞台背景なので科学的な説明などないため「それはどうなの」みたいに思ってしまう。

飲食物とかヤバいんじゃないの??とか。なまじSFっぽいから気になるので、完全にファンタジー世界とかにして魔法の影響とかにしてしまった方が良かったのではという気がする。