映画ノ壺

デッド・ウォーカー

ネタバレなし感想

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無数のゾンビが襲いに掛かる!!驚異的な感染力を持つ正体不明のウィルスが出現し、凶暴なゾンビ増殖!終末感が漂う街を舞台に、残された生存者たちが、安全な場所を求めて決死のサバイバルを展開!各国の映画祭で上映され、世界中のゾンビファンを熱狂させた話題作!

やたらと展開の早いゾンビ映画。早いだけで脈絡がない。テンポよく色々起こるので最後まで見てしまったが、ものすごい時間の無駄だった。

ゾンビで滅んだ世界で、無線で安全な場所情報を聞いてそこを目指す…とか、全体的にどっかで見た感じの内容で構成されてる。ウォーキング・デッドをもっとダメにした感じ。無関係のゾンビ映画を切り貼りしただけみたいな。

ポストアポカリプスゾンビモノが大好きでクソ映画も一応見ておきたいという人だけ観ると良いと思う。

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ネタバレあり感想

原題は「ANGER OF THE DEAD」で、Angerは「怒り」だから「死者の怒り」かな。OF THE DEAD はゾンビの代名詞だから「怒りのゾンビ」とか、邦題なら「死霊の怒り」辺りだろうか。どうもイタリア映画らしい。どうでもいい。

登場人物の行動がうかつすぎる。君たちそれでよく生き残れたね、というレベル。きっと皆ゾンビの相手で疲れ切っているのだろう。登場人物がここまでアホな映画も珍しい。

監禁されてた女性は、諸々見る限り「ゾンビウィルスに耐性がある」という事っぽいけど、ゾンビに襲われないというのもあるのか…?

ラストは、やはり無線放送は嘘で人を呼ぶための罠だったという事なんだろう。これも他の映画で見た。

なんというか説明なさすぎ伏線捨てすぎで、何がしたい映画だったのかさっぱりわからない。

ウォーキングZ

ネタバレなし感想

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人間をゾンビ化させる謎のウイルスの流行により、世界は崩壊した。僅かに生き延びた人々は、“生ける屍”たちの襲来に脅えながら、ただ死を待つばかり。そんな状況の中、スコットは恋人・ベスの帰りを信じて決死のサバイバルを続けていた。彼の日課は、ゾンビたちをかいくぐって、生存に必要な物資を街まで探しに行くこと。そして、CB--短距離無線--で知り合ったジョージと、通信を交わすことだった。だがある日、ジョージの妻・バーバラもウイルスに感染してしまい…。

ゾンビによって崩壊した後の世界で、細々と生きている男を描いたB級ゾンビ映画。

終始淡々とした映像と主人公の独り言が続くのと、ときおり昔の記憶が挟まれるという形式。

前半はとにかく滅亡した世界でサバイバルしている主人公の孤独な日常という感じで、ポストアポカリプスモノが好きな人なら気に入るかもしれない。

後半でちょっと物語的な展開になってくるけど、低予算によるショボさ雑さが出てきてしまって残念感がある。

低予算にしては最初の雰囲気作りには成功しているものの、低予算で最後まで乗り切れなかったというような映画。

一言で表現するとアイ・アム・レジェンドをつまらなくした感じ。

ゾンビ映画/ポストアポカリプス映画が大好きで駄作でも見たいという人にはおすすめ。

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ネタバレあり感想

原題は「Wasteland」で、意味は「荒れ地、不毛の地」といった感じ。ウォーキングZはちょっとあまりにも雑っていうか、他の映画タイトルの混ぜ合わせすぎなのでは。クソ邦題案件

全体的に、淡々としすぎていて眠くなった。その割にストーリー的な部分で魅せてくれるかというとそうでもなく、良い点が殆どないじゃんという状態。

それでも前半、サバイバルしながら無線でお話してた辺りは「こういうゾンビ崩壊後の日常をみたかった」という感じはあったし、無線通信の相手や待ってる恋人などの伏線に期待が持ててよかったと思う。

ただ、主人公の服装が軽装すぎるしマスクもつけてないし、行動的にも「それでよく生き残れたね」という感じもしてしまった。

前半のダラダラしつつゾンビサバイバル日常っていうのがアイ・アム・レジェンドにちょっと似てた。最後の展開も。

恋人が出てきてからが本当にダメ。登場人物の行動が軒並みバカだし、話の展開もすごく雑。

恋人が来たけど何かよくわからないままゾンビ化。淡々と銃殺処理。なんとワンシーン。そこは盛り上げるところだったのでは???

あと、ゾンビが強いのか弱いのかわからない(というよりシーンによって変わってる気がする)。いくらゾンビが弱いと言っても登場人物が無双しすぎで、現実味がない。ハッキリ言ってゾンビを倒す様がコメディに近くて、淡々とした作風でそれをやってはダメでしょと。

その後、免疫持った女の子&薬剤師と出会ってからは、展開も映像もあまりにもお粗末。少なかった制作費がここで尽きたのか何なのか。前半の雰囲気は台無しだし、アクションでもコメディでもないため本当に見るべきポイントがなくなる。

薬剤師と女の子がゾンビに襲われて主人公がかけつけるシーン、コントみたいな動きな上につなげ方が悪くて「今何かシーン飛ばして観た???」と思って巻き戻しちゃった。

ダイナマイトらしきものがロウソクに花火つけただけっぽすぎて酷い。おまけに爆発のCGは見るからに安っぽすぎて酷い。ここら辺を見ると前半は低予算にしては悪くない作りになっていたと思う。

恋人を銃殺した辺りで終わりにしておけばよかったのに、とか色々思うので、ちょっと惜しい映画だったんだなという感じ。

バイオ・インフェルノ

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1986年の古い感染パニックホラー。王道的なストーリーながら面白い。

バイオハザードの起きた研究所内で、感染した人間に襲われながら逃げ惑うお話。

低予算らしいもののそうは感じさせない面白さ。古いハリウッド映画らしい感じだな~という内容で、ラストもハッピーエンドなので安心して見られる。

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ネタバレあり感想

ちょっとゾンビ映画っぽい部分があったのでタグにはゾンビ映画を入れてみた。

登場する機材が古いものの「ダメなのは人間的な部分」という感じなので、現代でも通用する内容だと思う。

ダメな人間がやらかす事で始まるホラー映画が多いけど、現実でもそんな感じなので分かる。

バーニング・デッド

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ウリ文句は「火山ゾンビ爆誕」なんだけど火山+ゾンビ=火山&ゾンビ という感じで、2つの要素があんまり融合してない感じのゾンビ映画/災害パニック映画。

ゾンビの外観がちょっと変わってる気もするし、オカルト系ゾンビで登場の仕方がちょっと面白い気もするけど、だから何だという感じしかない。

全体的に眠ってしまうほどつまらなくはないが、これと言って印象に残るシーンがない。ゴアシーンは頑張ってるっぽいけど、頑張ってるというだけでショボい

登場人物は総じてバカ。バカな事しかしない。

一応最後まで観られてしまう謎の力があるけど、どうしても★2以上にするわけにはいかないと感じた。

火山要素が仕事してなさすぎる気がする。

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ネタバレあり感想

「溶岩=ゆっくりと迫りくる恐怖」で「ゾンビ=ゆっくりと迫りくる恐怖」なので、共通した面があるとは思う。どちらも「遅いので簡単に逃げられるけど、囲まれたりすると取り返しがつかなくなる」という共通した怖さがある。

本作ではどうかというと、その2つの恐怖が特に融合とかしていなかったのでは。というか、同系統の怖さを持つものを組み合わせても実はあんまり良い効果が得られないのでは?と思う。

全く違う系統の怖さの物を組み合わせることで壊さが増す、という構造の映画は多い。

新選組オブ・ザ・デッド

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幕末ゾンビコメディの日本映画。駄作。

新撰組に坂本龍馬に外人にと設定てんこ盛りで漫画っぽい感じ。映像そこそこ雰囲気よく作られていてセットも安っぽすぎる感じはしないが、画面が常に揺れ動いているのが非常にストレス。意図的なんだろうけど邪魔でしかない。

全体的にグダグダで起伏に欠ける。途中でみるのをやめたくなる。設定を活かしきれていない感じだし、最後まで見ても何を表現したかったのか不明。

同じ内容を漫画でやればまぁ面白い……かも……?

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ネタバレあり感想

コミック版が出ているらしい。この設定はマンガならまぁ扱えるかもしれない。映画でやるのはちょっと難しいのかも。

ただ、全体が起伏に欠けてダレるのは監督能力の問題だと思う。

当初は★ゼロという最低評価にしていたけど、映画ノ壺では★1が最低なので★1つになった。