コレクター
ネタバレなし感想
実話を元にした監禁事件モノのミステリー・サスペンス。
連続殺人事件を追っていた刑事が自分の娘を誘拐されてしまい、全力で監禁犯を追い詰めるが、そこには驚愕の事実が…みたいな感じなんだけど、伏線が今ひとつなせいで驚愕の事実が「マジで驚いたんだけど」になってしまっているタイプ。ラストもあまりスッキリしない終わり方をする。多くの人が消化不良を起こしそうな内容だけど、展開は割りとテンポも良く面白いし、猟奇事件好きの人にはオススメかも。
ネタバレあり感想
原題は「The Factory」で「工場/製造所」みたいな意味。クソ邦題案件である。
元になった事件は「ゲイリー・ハイドニック」による連続監禁殺人事件。1986年末から5ヶ月に渡り自宅の地下室に6人の売春婦を監禁し強姦・暴行・虐待の末に2人を殺害(拷問中の事故死)。頭の良い金持ちが起こした事件かつ内容の特殊性から、映画や小説の題材になる事が多い。
ラストで相棒が実は真犯人だったと分かるけど、そこへの伏線が薄いせいで「えっ…ハ?」みたいになってしまっているのが残念。そこが上手く出来てればもっと高評価だった。