80デイズ
ネタバレなし感想
19世紀末、イングランド銀行に、泥棒ラウ・シンが侵入する。賊は軽業師のような身のこなしで脱出すると姿を消してしまう。ラウ・シンが身を隠したのが、空を飛ぶ夢にとりつかれた発明家フィリアス・フォッグ氏の屋敷だったことから、奇想天外な物語が始まる。
ジュール・ヴェルヌ作「八十日間世界一周」を元にしたファンタジー・アクション・コメディ映画。ジャッキー・チェンが主演。シュワルツネッガーやサモ・ハンも出てくる。
原作小説とはだいぶ内容が違うし、ジャッキー・チェンのアクションもいまいち。ストーリーも大雑把。アタマの悪い感じの映画。
ザ・娯楽映画という感じの作りで、何も考えずに観られる。展開も早いしビジュアル的にも派手で面白くしてあるから、飽きずに観られると思う。
スチームパンクっぽい発明品が色々登場するので、そういうのが好きな人は気にいるかも。
アタマの悪いお気楽映画を観たい人におすすめ。暇つぶしに最適。ファミリー映画。
ネタバレあり感想
原題は「Around the World in 80 Days」で「八十日間世界一周」だけど、邦題は「80デイズ」と何故かよく分からない事になっている。ただ、原題通りで出したら「原作と違うやんけ」という苦情が殺到しそうなので、そこら辺を配慮してこんなタイトルになったのかも。
制作費は120億円ほどらしく、そこそこお金をかけてあるし、一応映像からもそれが感じ取れた。
全体的に微妙な感じがしてしまうのは、メインとも言えるジャッキーのアクションにキレがないせいだろうか。撮影時は50歳だったらしいので仕方ないのかもしれないが。ストーリーもこまめに入ってる笑い要素も全てが二流というような印象だった。
興行的にも大失敗したらしく、まぁコレを映画館で観たいかって言われたらちょっと微妙だなとなるのは分かる。
原作の「八十日間世界一周」はとても面白いのでおすすめ。