7 WISH / セブン・ウィッシュ
ネタバレなし感想
17歳の少女がゴミとして捨てられていた中国製の箱と出会い、箱の力で7つの願いを叶えていくオカルトホラー。
7つの願いが叶う箱、願いの代償は…という言葉でほぼ説明できてしまうオカルトホラー。2017年のアメリカ映画。
もう大体どうなるか分かると思うんだけど、映画全体の質がそう悪くなく、人がポコポコ死ぬので割りと飽きずに観られる。
「次は一体誰が死ぬのか」「どんな死に方をするのか」にドキドキするタイプのホラーで、ファイナル・デスティネーションとかに近い。ただしゴアシーンは控えめ。
オカルト不思議系のドラマ1話分程度の内容だと思う。特に目新しい部分が一つもない映画。
可もなく不可もなくといった感じなので、この手のオカルト話が好きなら暇つぶしに見ても良いかもしれない。
ネタバレあり感想
原題は「Wish Upon」で「(嫌なモノなどを)他人に押し付けたいと思う」や「願い事をする」という意味があるらしい。「Wish Upon a Star」で「星に願いをかける」という様な使い方。邦題は「7つの願い」で内容そのまま。英語にして原題風を装ってる理由はよく分からない。
興行的にはやや失敗気味らしいものの、制作費が12億円程度のためギリギリ黒字のようだ。ただしレビューでは酷評されている。
ラストでタイムスリップするとは思わなかったというか「その効果は強すぎるのでは」と思ったんだけど、オカルト系ではたまにあるやつ。最後の最後までだいたい予想通りで、あんまり言うこともない。
この手のお話では「ラストの願いを上手く使って呪いを断ち切る」みたいなのが王道のグッドエンディングなわけだけど、結局最後まで主人公はちょっと間抜けだったという結末は、驚きも無いし嬉しくもないし、映画のラストとしてはちょっと不満が残る。30分ドラマのラストでやるような話。
死に方をもっと工夫してグログロスプラッターにしてあればちょっとは良かったかなと思うけど、この映画はライトな需要に応える感じのモノだろうし、難しいな。
シンク内蔵のゴミ粉砕機(?)に巻き込まれて死んだのはちょっと面白かった。アメリカの家あんな危険な装置があるんだ?