デビル
ネタバレなし感想
エレベーターに閉じ込められた人達が殺されていく密室サスペンス・ホラー。ミステリーと見せかけて衝撃の結末系。
エレベーター系ホラーといえばB級映画。予算をかけずに密室での駆け引きが描けるから舞台設定として良い。この作品はエレベーターの外も描かれて、そこが良いアクセントになっている。展開も飽きないし、真面目に見すぎなければオチも良いと思う。
ミステリーと思わずホラーと思って見れば良作。個人的にはこういうのが好き。
ネタバレあり感想
タイトルが「デビル」なんだから、そりゃー悪魔ですよねという感じなんだけど、まさか先に殺された婆が犯人(?)というか悪魔とは。突拍子もない展開である。真面目にミステリーやサスペンスのつもりで観てたら腹を立ててたかもしれない。
最後はなんやかやで良い感じに結末、という感じで拍子抜け。
悪魔にしても告白にしても、キリスト教とかの世界観っぽくて日本人が観るとちょっとわからない部分があるのかもしれないと思った。
ハウンター
ネタバレなし感想
ループもののミステリー・ホラー。衝撃の展開。主人公リサは全く同じ一日がループしている事に気づき、家の中を調べ始めるが……
オカルトミステリー的な展開で、ちょっと斬新な内容。ホラーというほど怖くはなく、どちらかと言うとミステリー要素が強い。
伏線がいろいろあるので、ちょっと集中して観たほうが良いと思う。ボーっとしてるとわからなくなるかも。
終わり方もスッキリしていて安心して見られる。ホラーが苦手な人にもおすすめ出来る内容。
ネタバレあり感想
まさか皆死んでいたとは。ちょっと斬新。
最後はハッピーエンドなんだと思うけど、死んでいた魂が解放されると考えるとちょっと悲しい気持ちにもなる。
The 4th Kind フォース・カインド
ネタバレなし感想
ミラ・ジョボビッチ主演の宇宙人誘拐モノ。モキュメンタリー手法で「実際にあったお話」として描かれている。
モキュメンタリーホラーというと画面がガタガタ揺れる割には不自然な所が目立つクソ映画が目立つが、本作は「実際の映像」と「再現映像」が別れているため、不快に成らずに見ることが出来るし、不自然さも感じにくい。そういう意味で非常に感心した。
本当にあった~ 系の映像の豪華版といった感じで、映画として満足できるかと言われると正直微妙。ただ、コレはネット配信で見ればなかなか面白い。ソレ系の映像の類が特別好きじゃない人にとってはつまらないかもしれない。
ミラ・ジョボビッチがアクションをしない!というのは、魅力半減という事がわかった。
ネタバレあり感想
予告編で「実際にあった事件」と言っているけど、単なるマーケティングのための説明らしい。このために偽記事を書かせたり訃報を偽造したりしたんだとか。今ならフェイクニュースとステルスマーケティング(?)としてぶっ叩かれそうだし、当時もぶっ叩かれっぽい。
血のバレンタイン
ネタバレなし感想
バレンタインデーにパーティーをすると殺人鬼がやってくる……という言い伝えがある街で、バレンタインパーティーをやってしまったバカな若者や大して関係ない人がザクザク殺されていく感じのスプラッタホラー。
古い作品ながらテンポよく人が惨殺されていき、展開もなかなか凝っていて飽きが来ず面白い。
ちょっと物理的に無理くさい感じの展開もあったりするけど、まぁそこはスプラッタの勢いで乗り越え。
ストーリ?動機?細かい事は良いんだよ、バカな若者をザクザク殺せ!というタイプの人にはおすすめ。一応カップル向けの映画なのかも?
ネタバレあり感想
犯人は小さい頃に父親が「血のバレンタイン」事件で殺されたアクセルで、何かその復讐的な感じで模倣犯をやってしまった という、何か説明になってるような、なってないような。意外性はあるけど納得感はあんまりない。
ただ、こうした形で模倣犯が出るのは現実にはあり得るかもとは思う。
残念な事にこれは残虐シーンカット版らしい。カット版でも割りと十分残虐シーンある感じなんだけど、元はもっとすごいとの事なので是非とも見てみたい。
ハプニング
ネタバレなし感想
突然人々が自殺する現象が発生し広がっていく。災害パニック系のホラーだ。割りと淡々と進んでいく感じがする。
派手さこそ無いものの、なかなか面白い。一応ホラー映画の一種だとは思うけど、そんなに怖い感じでは描かれておらず、終始不気味な雰囲気。
凄い安上がりっぽい映画だなという感じがする。派手な災害なし、怪物なし、爆発もなし。そんな低予算のB級作品にしてはよく出来ているなと。飽きずに最後まで見させる力がある。
とはいえ凄いおすすめ出来る映画という感じでもなく、暇つぶし程度にどうぞ。一応家族モノの映画だけど、家族で一緒に見て楽しいかというと微妙で、子供なんかは飽きてしまうかも。
ネタバレあり感想
目に見えない何かによるホラー という低予算映画の作り方があって、本作もソレだと思う。そうなると大体「見えない何かと戦う」みたいな入れ方になって、役者がショボいB級映画では失敗することが多い。そこを「突然、自殺し始める」という不気味な怖さに仕立てた所が秀逸だと思う。
実際にあったミツバチの集団失踪を元に作られた映画らしいけど、結局どういう解釈をして良いのかは微妙なところ。
不条理系の映画だと思った方が良いんじゃないだろうか。自然とは不条理で不思議なものである。