映画ノ壺

The 4th Kind フォース・カインド

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ミラ・ジョボビッチ主演の宇宙人誘拐モノ。モキュメンタリー手法で「実際にあったお話」として描かれている。

モキュメンタリーホラーというと画面がガタガタ揺れる割には不自然な所が目立つクソ映画が目立つが、本作は「実際の映像」と「再現映像」が別れているため、不快に成らずに見ることが出来るし、不自然さも感じにくい。そういう意味で非常に感心した。

本当にあった~ 系の映像の豪華版といった感じで、映画として満足できるかと言われると正直微妙。ただ、コレはネット配信で見ればなかなか面白い。ソレ系の映像の類が特別好きじゃない人にとってはつまらないかもしれない。

ミラ・ジョボビッチがアクションをしない!というのは、魅力半減という事がわかった。

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ネタバレあり感想

予告編で「実際にあった事件」と言っているけど、単なるマーケティングのための説明らしい。このために偽記事を書かせたり訃報を偽造したりしたんだとか。今ならフェイクニュースとステルスマーケティング(?)としてぶっ叩かれそうだし、当時もぶっ叩かれっぽい。

血のバレンタイン

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バレンタインデーにパーティーをすると殺人鬼がやってくる……という言い伝えがある街で、バレンタインパーティーをやってしまったバカな若者や大して関係ない人がザクザク殺されていく感じのスプラッタホラー。

古い作品ながらテンポよく人が惨殺されていき、展開もなかなか凝っていて飽きが来ず面白い。

ちょっと物理的に無理くさい感じの展開もあったりするけど、まぁそこはスプラッタの勢いで乗り越え。

ストーリ?動機?細かい事は良いんだよ、バカな若者をザクザク殺せ!というタイプの人にはおすすめ。一応カップル向けの映画なのかも?

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犯人は小さい頃に父親が「血のバレンタイン」事件で殺されたアクセルで、何かその復讐的な感じで模倣犯をやってしまった という、何か説明になってるような、なってないような。意外性はあるけど納得感はあんまりない。

ただ、こうした形で模倣犯が出るのは現実にはあり得るかもとは思う。

残念な事にこれは残虐シーンカット版らしい。カット版でも割りと十分残虐シーンある感じなんだけど、元はもっとすごいとの事なので是非とも見てみたい。

遊星からの物体X

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言わずと知れたSFホラーの金字塔。特撮を駆使したモンスター表現がグログロリアル(今見ると作り物っぽい部分もある)。誰が敵か分からない恐怖もあり、最後の最後まで考えさせられる映画です。これはもう絶対に面白い!(グロ苦手な人はやめたほうが良いかも)

カート・ラッセルがまだ結構若い感じの頃の映画。古いけど古さを感じさせない怖さがある。

この映画を「元ネタ」とした作品が結構沢山あるので、そういう意味でも視聴をおすすめする。

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原題は「THE THING」で「物体」や「無生物/非生物」といった意味合い。出てくるモンスターめいたものが「生物とは言えない」というあたりだろうか。

原題の方が好きというか、遊星はどこから出たんだよとか、物体Xってダサすぎでしょとか…

「遊星からの~」は1951年の映画「The Thing from Another World」の邦題「遊星よりの物体X」が元らしい。

ラストシーンでは生き残った2人が、本当に人間なのかが不明という終わり方をしている。一時期、ギズモードが「明らかになった」という記事を出していたけど、誤報だったらしい。

キャビン

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ホラー映画のパロディネタ映画みたいなの。ホラー以外にも有名な映画のパロディネタが豊富。

定番ホラーの様な始まり方で、いかにもなヒルビリーホラー展開……と見せかけて、その裏には展開を操る秘密の組織が。

コメディやギャグ映画ではないので一応真面目なホラー映画として話は進んでいくものの、随所にホラー映画の定番ネタや、最近どこか他の映画でみたようなモノがチラホラ……という事で、映画好きの為のお楽しみ映画というポジションだと思う。

「ホラー映画は結構見てるし、それ以外の有名映画も結構見てるよ」という人なら絶対楽しめるかな。特にラスト付近の展開は秀逸。

逆に、全然ホラー映画とか知らないって人が見たらちょっと微妙かもしれない。

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ちょっと元ネタは多すぎて書ききれない……と思ったら解説動画があった。知らないのもある


https://www.youtube.com/watch?v=yGz2xdQa1ho


全体のお話の構造、前半の定番ネタが実は組織の仕込みであるという展開、最後のモンスターパーティー、そして世界破滅エンドと全てが好き。

ハプニング

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突然人々が自殺する現象が発生し広がっていく。災害パニック系のホラーだ。割りと淡々と進んでいく感じがする。

派手さこそ無いものの、なかなか面白い。一応ホラー映画の一種だとは思うけど、そんなに怖い感じでは描かれておらず、終始不気味な雰囲気。

凄い安上がりっぽい映画だなという感じがする。派手な災害なし、怪物なし、爆発もなし。そんな低予算のB級作品にしてはよく出来ているなと。飽きずに最後まで見させる力がある。

とはいえ凄いおすすめ出来る映画という感じでもなく、暇つぶし程度にどうぞ。一応家族モノの映画だけど、家族で一緒に見て楽しいかというと微妙で、子供なんかは飽きてしまうかも。

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目に見えない何かによるホラー という低予算映画の作り方があって、本作もソレだと思う。そうなると大体「見えない何かと戦う」みたいな入れ方になって、役者がショボいB級映画では失敗することが多い。そこを「突然、自殺し始める」という不気味な怖さに仕立てた所が秀逸だと思う。

実際にあったミツバチの集団失踪を元に作られた映画らしいけど、結局どういう解釈をして良いのかは微妙なところ。

不条理系の映画だと思った方が良いんじゃないだろうか。自然とは不条理で不思議なものである。