映画ノ壺

インク - Ink

ネタバレなし感想

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小さな女の子を中心に、現実の世界に対して干渉する2つの勢力の戦いを描いたファンタジー作品。

独特の世界観があり、そのビジュアル的な表現も含めて非常に面白い。映像や音楽、アクションなども(予算の割には)質が高く、結末も綺麗にまとまっている。全体を通して雰囲気の良い映画。

恐らくかなり低予算なのであろう事が分かる部分が結構あって、よく見ると安っぽい。前半は展開が遅いというか飛び飛びでわかりづらくダレやすい。最後まで見ても謎が残る部分が結構ある。そういった面など含めて惜しい作品で、コレを名作といっておすすめ出来るかというとちょっと微妙なところ。

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ネタバレあり感想

この映画は低予算のインディーズ映画で広告など殆どしていなかったところ、BitTorrentで違法アップロードされて人気が広まり有名になった作品らしい。監督は喜んでいるんだとか。インディーズ映画は収益モデルを変えた方が良い時代なのかもしれない。

アップサイドダウン 重力の恋人

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映像の美しいSF風恋愛映画。未来モノではない。

コロニーの様に空の上に反対向きの世界があるという設定で、しかも互いの世界のモノが触れ合ってしばらくすると発火してしまうという面白い世界観……なんだけど、そこら辺の設定はガバガバ感があるし、世界描写はツッコミどころが多い。SFとして見ると「雑すぎでしょ」という感想になってしまう。恋愛映画として見るモノなんだと思う。

設定はともかく世界の描写は非常に美しい。フランスとカナダの共同制作なんだとか。綺麗な映像と、恋愛冒険譚っていう意味ではよく出来てるのかもしれない。恋愛映画にはあんまり興味ないけど綺麗だったので★3。

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ネタバレあり感想

基本世界観であるところの「互いの世界のものが触れると発熱発火する」という部分が、単なる舞台背景なので科学的な説明などないため「それはどうなの」みたいに思ってしまう。

飲食物とかヤバいんじゃないの??とか。なまじSFっぽいから気になるので、完全にファンタジー世界とかにして魔法の影響とかにしてしまった方が良かったのではという気がする。

10クローバーフィールド・レーン

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地下シェルターが舞台の密室スリラー。

シェルター内で目覚めた主人公に対して、シェルター持ち主の男が外は地獄だと伝える。男は助けてくれた恩人なのか、ただのイカレた監禁犯なのか……?といった感じでミステリー的な要素があってなかなか面白いんだけど……

話の展開は悪くないし終わり方もボチボチ良いと思うんだけど、ちょっと中だるみ感がある。ネタバレさえ無ければもうちょっとおもしろかったと思う。

とりあえずあまり調べたり考えたりせずに観てみると良いと思う。


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ネタバレあり感想

シェルターの持ち主のおっさんが言ってることは本当なのか!?という所が映画のキモだと思うんだけど「クローバー・フィールド」ってタイトルで、おまけにジャケットにはバッチリとラストで出てくる異星人みたいなのが出ちゃってる。これのせいで「おっさん本当の事言ってるんでしょ?」って分かっちゃった。このネタバレさえ無ければもっと評価上げてたと思う。

クローバー・フィールドがクソPOVモキュメンタリーで見づらかったのに対して、本作はそういう事が無いので良い。

ベオウルフ

ネタバレなし感想

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武器と音楽がイカすロステク・ファンタジー・アクションB級映画。かっこいい主人公が怪物とかっこよく戦う感じ。

舞台は中世ヨーロッパ風なんだけど機械とかがあって時代不詳。ロステク的世界観っぽい。登場する武器も謎の機械化がされていたり、とにかく特殊な形状で面白い。主人公の格好とかストーリー展開とか全体的に「ゲームっぽい」という感じ。それもファミコン時代のゲームくらいの雰囲気。

ストーリーはあって無いようなレベルだし、肝心のアクションはどこかショボい。セットはスチームパンクっぽくて良い雰囲気を醸し出しているけど、安い。CGやSFXは見るだにショボい。アクションもショボい。

「どう考えてもクソ映画」としか言いようがないと思うんだけど、好き。

アホなB級映画にツッコミを入れつつ楽しめる人は是非!

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ネタバレあり感想

中世イギリスで書かれた英雄叙事詩『ベオウルフ』を、舞台を未来に移して描いたSF・アクション・ファンタジー

という事らしい。やっぱロステクSFみたい。

雰囲気は好きなんだけどあまりにもショボい部分が多いのは残念。ちゃんとしてればもっと良い映画になりそうなのに。