映画ノ壺

宇宙戦争

ネタバレなし感想

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H.G.ウェルズの古典的SFスリラーの現代バージョンである本作は、人類の未来を懸けたケタはずれの闘いを、あるアメリカ人家族の目を通して描く。行く手にある物全てを殲滅する異星人の殺人マシーン“トライボット”の大群から逃れ、レイ・フェリアー(クルーズ)は家族と共に安全な場所への逃避行を試みる。

スティーブン・スピルバーグ監督でトム・クルーズ主演のSFホラー映画。名前に反して戦争的な映画ではなく、どちらかと言えば災害パニックホラーに近い。怖さとしてはなかなかのモノで、本格的にホラーと言って良い雰囲気。

ダコタ・ファニングが可愛い! 撮影時は11歳。

映画としてどうかというと、これと言った所のない凡作と言えるかも。ラストは評価の別れる(というかよく酷評される)所だけど、個人的には好き。ただ映画としてはどうだろう……という感じ(原作に忠実らしい)。

映像はよく出来ていて迫力があるし、ホラーとして見ると十分な怖さがあって良い。心に残る名作にはならなくても時間つぶしには十分。

とりあえずダコタ・ファニングが可愛いのでよし。

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ネタバレあり感想

トライポッドの迫力がなかなかあって、怖さも結構あるので好き。

作中で「大阪ではトライポッドを倒した」というセリフが出てきて「おお、日本だ」となる。日本人はロボットに詳しいから というのが理由らしい。

宇宙戦争のタイトルは原作の日本語版で採用されたもの。原題は「War of the Worlds」「世界間の戦争」といったところだけど、別に異次元の敵と戦うわけではないので宇宙戦争というわけ。でも、宇宙戦争って聞くと宇宙空間で戦う感じがしてしまう問題がある。


ザ・ウォーカー

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文明崩壊終末世界で一冊の本を大切に運び続ける男の物語。SFアクション映画。

荒廃した未来と西部劇の様な雰囲気が良い感じに組み合わさっていて、世界観がとても良い。主人公がやたらめったら強く無双する。設定とかストーリーはちょっとおかしな点があるけど、気にしなければOK!

ラストはちょっと面白い。雰囲気映画。

全体的に割りと好きだけど、どういう人にお勧めかというのが難しい。アクション映画としては悪くないかなぁとい所。テーマは凄くキリスト教的なので、キリスト教徒なら特に楽しめるかも。あとはポストアポカリプス物が好きな人におすすめ。


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原題は「THE BOOK OF ELI」で「THE BOOK」は聖書を指す言葉で「ELI」は主人公のイーライの事。なので直訳すれば「イーライの聖書」という感じで、ネタバレ原題じゃん!と思った。ナイス邦題案件

聖書があれば何でもできる!的な展開で、そこら辺は非キリスト教国である日本では感覚がわからりづらい部分。キリスト教徒は聖書の神聖視が凄い。

イーライが座頭市よろしく盲人の超人なわけだけど、ちょっと超人すぎるでしょ(笑)

オバマが大統領になった時期の作品でもあり、アメリカにおける黒人の役割とかそういった事も加味して見ると面白いかも。

2012

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エメリッヒ監督の災害パニックアクション映画。地球全体を大災害が襲い、次々と天変地異が起こりまくるという大金をかけたCG凄い系の映画。

世界滅亡災害パニックだけどホラーではない。ちょっとお馬鹿なアクション映画なのでアホで奇跡的な展開も受け入れよう。

とにかく迫力すげぇという映画なので、映画館で見ないと魅力は9割減。残念!

ストーリーはあってない様なモノだけど、ラストまで見てハッピー大団円、という感じでもなく、ハッピーエンドだけど釈然としない感じが残る映画。そこが良い!一見するとハッピーエンドだけど、今までの展開振り返っても全然ハッピーじゃねぇし!みたいな。ブラックジョークが凄い効いてる。

とにかくお金の無駄遣いっぷりが素晴らしい、迫力ある映像を楽しむ映画!

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地球滅亡で米大統領も死ぬのに金持ちは結局生き残るんだ!? という。

主人公達、問題起こしといてなんか英雄っぽい雰囲気だし、全体的にブラックジョークなのかマジなのかわからない感じで良い。

庶民はゴミの様に消えていく一方で、金持ちの犬は生き残るのがリアル(笑)。

興行的にはかなり成功したものの、映画評論サイトでは評価が低いらしい。

12モンキーズ

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テリー・ギリアム監督のSFミステリー映画。ウィルスの蔓延で人類が死に瀕した未来から1人の男がタイムスリップで過去に送られ、ウィルスの元株を手に入れて世界を救おうとする……といった内容。

不思議や驚きの連続で見飽きない。謎の展開に引き込まれる。ストーリーの複雑さから、何度も見てしまいたくなる作品。

テリー・ギリアムらしく、作品内に散りばめられた謎や手がかりは最後までハッキリ解決しない部分がある。それは映画の外に出て、私達が頭のなかでケリをつける問題なんだと思う。

ラストもハッキリとは描かれていない。作品内には細かい所に色々とヒントが仕込まれているので、一瞬たりとも目を離せない映画。疲れてない時に見ましょう。

ストーリーの面白さもあるけど、映像的な美しさもテリー・ギリアム監督の特徴。音楽とヴィジュアルの良さだけでも見る価値アリと言えるほど。映画に気持ちよく没頭するために大事な部分。

主演はブルース・ウィリスブラッド・ピットも出ていますが、これもまた名演技だと思う。役者の演技力って凄いなというのをヒシヒシと感じる映画。

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ラストでパンデミックが防げたのかどうか不明だけど、防げなかった(防がなかった)が正解と思われる。

ラストで飛行機に乗っている科学者が「I’m an insurance.」と自己紹介していて、これは「保険業」と「保険」のダブルミーニング。つまり、保険としてあの科学者が来ていて、細菌株を確保して未来でワクチンを作る というような流れ。

作中でも出てきてエンディングテーマにもなっている「この素晴らしき世界」はベトナム戦争中に作られた曲らしい。背景も含めこの映画で流れるのは意味深である。

宇宙人ポール

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SFオタク二人組がSFコンペの帰りにホンモノの宇宙人と出会ってしまうSFコメディー。ショーン・オブ・ザ・デッドなどでお馴染みのサイモン・ペグ&ニック・フロストのコンビ。

主人公2人もポール(宇宙人)も面白い。SFネタが色々出てくるので、SF映画ファンならまず楽しめるだろう。

元ネタは多すぎて列挙しきれないが「スタートレック/スター・ウォーズは普通に登場。E.Tネタやインディージョーンズ、Xファイル、タイタニック、未知との遭遇、エイリアン、ジョーズ、プレデター、MIB、トータル・リコール」などなど。

単にコメディーとして見ても十分面白いし、追手から逃げるお話なのでスリルもあって飽きない。でもやっぱSF映画を知ってると面白さ100倍くらいなので、SFファンにお勧め。

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脚本もサイモン・ペッグとニック・フロストが担当しているらしい。サイモン・ペッグは多彩だよね。

電話でポールの助言を受けてるスピルバーグ監督、なんと本人らしい。豪華すぎる!