映画ノ壺

アンノウン

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記憶喪失からの不思議体験系のミステリー・アクション映画。

事故で昏睡状態になり目覚めると自分が居るべき場所に他の奴が居る。どちらが本物なのか……という見覚えのあるストーリーなんだけど、謎はキチンと解明されて伏線もしっかり回収し、最後も綺麗にまとめて終わる納得のストーリー。謎が明らかになるまでは「いったいどういう事なのか?」を何度も考えさせられる(何となく分かってしまったけど)。謎が解けた後もアクション映画として十分な出来栄え。

シリアスな展開の割にちょっとご都合主義的な面もあるので、アクション映画として楽しんだほうが良いと思う。

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記憶の混乱で任務を忘れてしまって云々というの、どこかで見たようなプロットだけど割りとよく描けている。

組織とかパーティーでのテロとかは、ちょっとファンタジックすぎるぜという感じ。

原題は「Unknown」で完全に同じなんだけど、当初は「身元不明」という邦題になる予定だったらしい。公開直前に東日本大震災が起きたため、配信元のワーナーブラザーズがタイトル変更したんだとか。

コレクター

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実話を元にした監禁事件モノのミステリー・サスペンス。

連続殺人事件を追っていた刑事が自分の娘を誘拐されてしまい、全力で監禁犯を追い詰めるが、そこには驚愕の事実が…みたいな感じなんだけど、伏線が今ひとつなせいで驚愕の事実が「マジで驚いたんだけど」になってしまっているタイプ。ラストもあまりスッキリしない終わり方をする。多くの人が消化不良を起こしそうな内容だけど、展開は割りとテンポも良く面白いし、猟奇事件好きの人にはオススメかも。

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原題は「The Factory」「工場/製造所」みたいな意味。クソ邦題案件である。

元になった事件は「ゲイリー・ハイドニック」による連続監禁殺人事件。1986年末から5ヶ月に渡り自宅の地下室に6人の売春婦を監禁し強姦・暴行・虐待の末に2人を殺害(拷問中の事故死)。頭の良い金持ちが起こした事件かつ内容の特殊性から、映画や小説の題材になる事が多い。

ラストで相棒が実は真犯人だったと分かるけど、そこへの伏線が薄いせいで「えっ…ハ?」みたいになってしまっているのが残念。そこが上手く出来てればもっと高評価だった。

コンゴ

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ジャングル奥地で化物ゴリラと戦いながらダイヤを探すおバカ映画

謎の遺跡!化物ゴリラ!レーザー銃!ダイヤ鉱山!手話ゴリラ!おバカなB級アクション映画であり、それ以上でもそれ以下でもない

見なくてもおバカ映画だってわかるでしょ?だいじょうぶ、最後までおバカ映画だから!こういうお気楽な映画って大事よね。

こまけぇこたぁいいんだよ!!

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とにかくお馬鹿なハリウッド映画まんまという感じなのが気に入った。観てるだけで頭が悪くなる。

第17回ゴールデンラズベリー賞(1996年)7部門にノミネートされたらしい。さもありなん。最低助演女優賞と最低新人賞にエイミー(ゴリラ)がノミネートされたらしいけど、当時のキグルミにしてはよく出来てたと思う。

きっと原作はマシなんだろうなと思ったら、割りと原作に忠実な映画らしい。とはいえ、ネタとしか思えない感じになってるのは映像のせいだろう。

ザスーラ

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小さな兄弟が地下室で見つけた不思議なボードゲームをやり始めると、ゲームの内容通りに不思議な事が!家族向け夏休みファンタジー映画。

映像が綺麗で、内容の突飛さも相まって大変面白い。子供向けの夏休み映画だと思うけど、大人でも童心に返って楽しめるんじゃないだろうか。兄弟が居る人はなお楽しめると思う。ジュマンジに似てるけど(というか、原作者が同じらしい)、こっちのほうが冒険モノっぽくて個人的には好き。

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家が宇宙に放り出されている描写がファンタジックで良い。子供の頃、こういう妄想をしたよね。ボードゲームが現実になっちゃう、というのも子供の想像っぽくて良い。

原題は「Zathura: A Space Adventure」で、珍しく邦題で副題が除去されているパターン。

パンドラム

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冷凍睡眠コールドスリープで遠い惑星へ向かう植民宇宙船の中で目覚め記憶を一時的に失った主人公が、謎の怪物と戦いながら船を救うため中心部へ向かうSF・サバイバル・ミステリー・アクション・ホラー。詰め込みすぎ

冷凍睡眠による記憶障害に加え、宇宙船クルーに生じる精神障害「パンドラム」によって幻覚妄想が生じるという設定により「宇宙船で何が起きたのか」というミステリー要素がありつつ、怪物と戦うアクションがメインで、アクションホラーといった雰囲気。SF的にも割りと面白くて設定が練られている。とにかく詰め込み過ぎなのではないかというくらいゴチャゴチャしている。

廃墟めいた巨大構造物の宇宙船内をウロウロする。スケール感が大きくBLAME!の様な雰囲気で、好きな人は気にいると思う。終わり方もまぁ程々に気持ち良いものなので、SFホラー系が好きなら観て損は無い。

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冒頭のホラー的な雰囲気が結構良かったので、ホラー展開ももっとやって欲しかったかな。

船内のモンスター達は、新居住地の惑星に適応させるための薬の作用と、伍長が殺し合いをさせた事による淘汰、数百年の時間による進化といった理由。伍長が何か面白くなるように手を入れたりしていたのかもしれない。

腕につけて衝撃波を出す武器がカッコよかった。全体的にビジュアルの良さで得してる映画だと思う。