映画ノ壺

ザ・ウォーカー

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文明崩壊終末世界で一冊の本を大切に運び続ける男の物語。SFアクション映画。

荒廃した未来と西部劇の様な雰囲気が良い感じに組み合わさっていて、世界観がとても良い。主人公がやたらめったら強く無双する。設定とかストーリーはちょっとおかしな点があるけど、気にしなければOK!

ラストはちょっと面白い。雰囲気映画。

全体的に割りと好きだけど、どういう人にお勧めかというのが難しい。アクション映画としては悪くないかなぁとい所。テーマは凄くキリスト教的なので、キリスト教徒なら特に楽しめるかも。あとはポストアポカリプス物が好きな人におすすめ。


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原題は「THE BOOK OF ELI」で「THE BOOK」は聖書を指す言葉で「ELI」は主人公のイーライの事。なので直訳すれば「イーライの聖書」という感じで、ネタバレ原題じゃん!と思った。ナイス邦題案件

聖書があれば何でもできる!的な展開で、そこら辺は非キリスト教国である日本では感覚がわからりづらい部分。キリスト教徒は聖書の神聖視が凄い。

イーライが座頭市よろしく盲人の超人なわけだけど、ちょっと超人すぎるでしょ(笑)

オバマが大統領になった時期の作品でもあり、アメリカにおける黒人の役割とかそういった事も加味して見ると面白いかも。

2012

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エメリッヒ監督の災害パニックアクション映画。地球全体を大災害が襲い、次々と天変地異が起こりまくるという大金をかけたCG凄い系の映画。

世界滅亡災害パニックだけどホラーではない。ちょっとお馬鹿なアクション映画なのでアホで奇跡的な展開も受け入れよう。

とにかく迫力すげぇという映画なので、映画館で見ないと魅力は9割減。残念!

ストーリーはあってない様なモノだけど、ラストまで見てハッピー大団円、という感じでもなく、ハッピーエンドだけど釈然としない感じが残る映画。そこが良い!一見するとハッピーエンドだけど、今までの展開振り返っても全然ハッピーじゃねぇし!みたいな。ブラックジョークが凄い効いてる。

とにかくお金の無駄遣いっぷりが素晴らしい、迫力ある映像を楽しむ映画!

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地球滅亡で米大統領も死ぬのに金持ちは結局生き残るんだ!? という。

主人公達、問題起こしといてなんか英雄っぽい雰囲気だし、全体的にブラックジョークなのかマジなのかわからない感じで良い。

庶民はゴミの様に消えていく一方で、金持ちの犬は生き残るのがリアル(笑)。

興行的にはかなり成功したものの、映画評論サイトでは評価が低いらしい。

12モンキーズ

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テリー・ギリアム監督のSFミステリー映画。ウィルスの蔓延で人類が死に瀕した未来から1人の男がタイムスリップで過去に送られ、ウィルスの元株を手に入れて世界を救おうとする……といった内容。

不思議や驚きの連続で見飽きない。謎の展開に引き込まれる。ストーリーの複雑さから、何度も見てしまいたくなる作品。

テリー・ギリアムらしく、作品内に散りばめられた謎や手がかりは最後までハッキリ解決しない部分がある。それは映画の外に出て、私達が頭のなかでケリをつける問題なんだと思う。

ラストもハッキリとは描かれていない。作品内には細かい所に色々とヒントが仕込まれているので、一瞬たりとも目を離せない映画。疲れてない時に見ましょう。

ストーリーの面白さもあるけど、映像的な美しさもテリー・ギリアム監督の特徴。音楽とヴィジュアルの良さだけでも見る価値アリと言えるほど。映画に気持ちよく没頭するために大事な部分。

主演はブルース・ウィリスブラッド・ピットも出ていますが、これもまた名演技だと思う。役者の演技力って凄いなというのをヒシヒシと感じる映画。

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ラストでパンデミックが防げたのかどうか不明だけど、防げなかった(防がなかった)が正解と思われる。

ラストで飛行機に乗っている科学者が「I’m an insurance.」と自己紹介していて、これは「保険業」と「保険」のダブルミーニング。つまり、保険としてあの科学者が来ていて、細菌株を確保して未来でワクチンを作る というような流れ。

作中でも出てきてエンディングテーマにもなっている「この素晴らしき世界」はベトナム戦争中に作られた曲らしい。背景も含めこの映画で流れるのは意味深である。

特捜部Q 檻の中の女

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未解決事件の資料整理をする部署へ左旋された元殺人課の刑事が、操作能力と持ち前の食いつきによって、継続中だった未解決事件を解き明かしていく……といった導入のミステリーサスペンス感ある刑事モノ。

主人公の警察コンビが良い感じだし、サスペンス的な展開もちょいちょい挟んだりして飽きが来ない。展開も早くてサクサクという感じだし。最後までどうなるかドキドキする緊張感があって上手い。

割りとライトに見られる感じなので、暇つぶし的に見るにはおすすめ。

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原題は「Kvinden i buret」で、意味は「檻の中の女」

「特捜部Q」は原作の小説を翻訳する際に日本で付与されたタイトル。連作なので何か共通タイトルを振ろうというのは分かるし、特捜部Qというのもまぁ作品内容に準拠してるけど、ちょっと特撮モノめいた雰囲気のタイトルになっちゃってる気がする。

記憶探偵と鍵のかかった少女

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他人の記憶に潜入できる超能力探偵が、不幸を呼び込む少女を救おうとするという、ちょっと変わった設定のミステリー・サスペンス。

記憶潜入とそれにまつわる特徴が入り組んでいて、その辺りがトリックになっている。最後まで見ると「ちょっともう一度見直してみないと」という気になるものの、残念な事に何度も見直すほどの面白さ(魅力)に欠ける感じ。

全体的には面白いけど、最後まで見ても「うーん…?」となる人が多いかも。

魅力的な部分に欠けるし、ボーッと見て楽しむには最後が釈然としないだろうし、何か深く考察する趣味の人とかにはお勧めかも?。

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原題は「Mindscape」「精神風景」とかそんな感じ。クソ邦題案件

邦題と日本版の文字構成のせいで、何か作品雰囲気より遥かに穏やかな印象受けてしまう。実際にはかなりサスペンスめいてるので、こういう何でもハートフル的な雰囲気に寄せちゃうのはどうかと思う。