映画ノ壺

バイオハザード シリーズ

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言わずと知れた人気ゲームの映画化だけど、ホラー映画と言えるのは1作目だけで2作目以降はミラ・ジョボビッチを見るためのアクション映画になってる。ホラーを期待して見ると残念な事に。

ゲームとの繋がりはあるような無いような…という微妙な感じで、取ってつけた様にゲームのキャラが出たりする。

全部で6作だけど、ここまで続く人気作になったのは、原作を気にせずカッコいいアクション映画にしたかららと思う。とにかくミラ・ジョボビッチがカッコよく飛んで回って戦いまくる。ミラはこんなのばっかな気がする。

あとミシェル・ロドリゲスがゴリラ(こんなのばっかな気がする)。

SF世界観とか武器とかもぶっ飛びまくっててなかなか良い。リアリティとかそういうのとは無縁。潔い。

特別ここが面白いというような映画ではないけど、暇つぶし的な映画としては良作。とにかくミラ・ジョボビッチすげぇっていう映画。

エイダ・ウォン役の李冰冰リー・ビンビンが綺麗。ハリウッド映画のアジア系女優は今ひとつな事が多いけど、日本人から見ても凄い美人だった。

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1作目で「人を細切れにするレーザー網」が出てきて、細かくなった人が崩れ落ちるのをみて「おお、これCUBEで観たやつや」と思ったけど、実際CUBEリスペクトという感じらしい。

3D上映向けと思われるシーンが結構あって、平面で観るとそこがちょっと微妙かも。

2012

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エメリッヒ監督の災害パニックアクション映画。地球全体を大災害が襲い、次々と天変地異が起こりまくるという大金をかけたCG凄い系の映画。

世界滅亡災害パニックだけどホラーではない。ちょっとお馬鹿なアクション映画なのでアホで奇跡的な展開も受け入れよう。

とにかく迫力すげぇという映画なので、映画館で見ないと魅力は9割減。残念!

ストーリーはあってない様なモノだけど、ラストまで見てハッピー大団円、という感じでもなく、ハッピーエンドだけど釈然としない感じが残る映画。そこが良い!一見するとハッピーエンドだけど、今までの展開振り返っても全然ハッピーじゃねぇし!みたいな。ブラックジョークが凄い効いてる。

とにかくお金の無駄遣いっぷりが素晴らしい、迫力ある映像を楽しむ映画!

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地球滅亡で米大統領も死ぬのに金持ちは結局生き残るんだ!? という。

主人公達、問題起こしといてなんか英雄っぽい雰囲気だし、全体的にブラックジョークなのかマジなのかわからない感じで良い。

庶民はゴミの様に消えていく一方で、金持ちの犬は生き残るのがリアル(笑)。

興行的にはかなり成功したものの、映画評論サイトでは評価が低いらしい。

12モンキーズ

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テリー・ギリアム監督のSFミステリー映画。ウィルスの蔓延で人類が死に瀕した未来から1人の男がタイムスリップで過去に送られ、ウィルスの元株を手に入れて世界を救おうとする……といった内容。

不思議や驚きの連続で見飽きない。謎の展開に引き込まれる。ストーリーの複雑さから、何度も見てしまいたくなる作品。

テリー・ギリアムらしく、作品内に散りばめられた謎や手がかりは最後までハッキリ解決しない部分がある。それは映画の外に出て、私達が頭のなかでケリをつける問題なんだと思う。

ラストもハッキリとは描かれていない。作品内には細かい所に色々とヒントが仕込まれているので、一瞬たりとも目を離せない映画。疲れてない時に見ましょう。

ストーリーの面白さもあるけど、映像的な美しさもテリー・ギリアム監督の特徴。音楽とヴィジュアルの良さだけでも見る価値アリと言えるほど。映画に気持ちよく没頭するために大事な部分。

主演はブルース・ウィリスブラッド・ピットも出ていますが、これもまた名演技だと思う。役者の演技力って凄いなというのをヒシヒシと感じる映画。

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ラストでパンデミックが防げたのかどうか不明だけど、防げなかった(防がなかった)が正解と思われる。

ラストで飛行機に乗っている科学者が「I’m an insurance.」と自己紹介していて、これは「保険業」と「保険」のダブルミーニング。つまり、保険としてあの科学者が来ていて、細菌株を確保して未来でワクチンを作る というような流れ。

作中でも出てきてエンディングテーマにもなっている「この素晴らしき世界」はベトナム戦争中に作られた曲らしい。背景も含めこの映画で流れるのは意味深である。

宇宙人ポール

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SFオタク二人組がSFコンペの帰りにホンモノの宇宙人と出会ってしまうSFコメディー。ショーン・オブ・ザ・デッドなどでお馴染みのサイモン・ペグ&ニック・フロストのコンビ。

主人公2人もポール(宇宙人)も面白い。SFネタが色々出てくるので、SF映画ファンならまず楽しめるだろう。

元ネタは多すぎて列挙しきれないが「スタートレック/スター・ウォーズは普通に登場。E.Tネタやインディージョーンズ、Xファイル、タイタニック、未知との遭遇、エイリアン、ジョーズ、プレデター、MIB、トータル・リコール」などなど。

単にコメディーとして見ても十分面白いし、追手から逃げるお話なのでスリルもあって飽きない。でもやっぱSF映画を知ってると面白さ100倍くらいなので、SFファンにお勧め。

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脚本もサイモン・ペッグとニック・フロストが担当しているらしい。サイモン・ペッグは多彩だよね。

電話でポールの助言を受けてるスピルバーグ監督、なんと本人らしい。豪華すぎる!

ロード・オブ・ウォー

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ニコラス・ケイジ主演の、実在の武器商人をモデルとした伝記風映画。世界中に武器を売りさばき、戦争を金に買えてきた男の生きざま、苦悩を描く。

映像、音楽、演技どれをとっても良い。

予告の雰囲気と全然違う感じがするのと、日本版の予告はBGMが酷すぎるので、予告編はあんまアテにしない方が良い(あるいは、英語版のトレイラーを見る)。

それより映画冒頭の映像がとても良いので、コレだけでも観て欲しい。

結構しっとりした感じの社会派映画。武器商人らしいラストで、見終わると武器とか戦争の事を色々考えされられる。

違法な武器商人として、上手いこと検問を突破したり、途上国の偉い人と交渉したり。武器商人としての人生描写が面白すぎて引き込まれる。

主人公は「売れるものを売る、俺は武器を売る才能があるから武器を売る」という感じで、ドライな感じな所が面白い。

ニコラス・ケイジに髪の毛がある!

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オープニングの「弾丸の生産」があまりによく出来ていたので、そこだけ観ても満足。

タイトルの「Load of War」は「戦争の支配者」という事だから、まぁ武器商人の事だよね。

ラストで「アメリカ政府も買っていた」という事が分かるけど、これは「やっぱアメリカ政府は悪」みたいな事ではなく「アメリカ政府"も"買っていた」という感じで、世界の戦争事情の一つだと受け取った。映画の内容や流れ的にそういう感じなのでは。

日本のトレイラームービーではアメリカ国歌を流していたけど、映画の主題はそういう事じゃないでしょ と思った。BGMは英語版のトレイラーの方が良い。

最初は邦題を「アメリカン・ビジネス」にしようとしていて、監督から「アメリカ批判の映画ではない」とクレームが付いて流れたらしい。クソ邦題案件ギリギリ回避。配給会社は映画を観てから邦題つけろよ。観た上でわざとやってるなら最低。