アウトブレイク
ネタバレなし感想
パンデミック系パニックホラーの有名作。リアル(?)な細菌感染の怖さが描かれている。あと米軍の陰謀!
映画としては非常に王道的な作りで、後半のご都合主義的な面も含めてハリウッド映画らしい展開。同時に雑な面も見られるけどハリウッド映画を細かい事気にして観てはいけない。勢いで乗り切ってるからOK。
今でこそ感染パンデミック系の映画というと沢山あるが、当時はそんなに無かった。今から見るならそこら辺も加味して観ないといけない。感染すると何か特殊な症状が出るわけではなく、エボラ出血熱の強力版の様な感じで正統派のパンデミックモノという感じ。そこが逆に怖い。
リアルな病気感染の怖さ、ハリウッドらしいアクションとヒューマンドラマと見どころの多い作品。
ネタバレあり感想
パンデミックになる辺りはリアルな感じがして面白いんだけど、後半の米軍の陰謀みたいなのとかヘリ奪って大活躍みたいな辺りは「ハリウッド映画だな」としか言いようがない。日曜洋画劇場の趣がある。
大統領が迷わず気化爆弾投下の決断しちゃうのはリアルなのかどうかよく分からないけど、他の映画でもある描写だからアメリカ人的にはリアルなホワイトハウス感なんだろうか。
主人公がマスクを外すシーンは「姫さまー!マスクを、マスクをしてくだされー!」と思った。
血のバレンタイン
ネタバレなし感想
バレンタインデーにパーティーをすると殺人鬼がやってくる……という言い伝えがある街で、バレンタインパーティーをやってしまったバカな若者や大して関係ない人がザクザク殺されていく感じのスプラッタホラー。
古い作品ながらテンポよく人が惨殺されていき、展開もなかなか凝っていて飽きが来ず面白い。
ちょっと物理的に無理くさい感じの展開もあったりするけど、まぁそこはスプラッタの勢いで乗り越え。
ストーリ?動機?細かい事は良いんだよ、バカな若者をザクザク殺せ!というタイプの人にはおすすめ。一応カップル向けの映画なのかも?
ネタバレあり感想
犯人は小さい頃に父親が「血のバレンタイン」事件で殺されたアクセルで、何かその復讐的な感じで模倣犯をやってしまった という、何か説明になってるような、なってないような。意外性はあるけど納得感はあんまりない。
ただ、こうした形で模倣犯が出るのは現実にはあり得るかもとは思う。
残念な事にこれは残虐シーンカット版らしい。カット版でも割りと十分残虐シーンある感じなんだけど、元はもっとすごいとの事なので是非とも見てみたい。
ゾンビランド
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ゾンビ終末世界モノのコメディ映画。引きこもりの主人公と武闘派のオッサン、強かな姉妹の4人のヒューマンドラマ的な感じ。
全体のバランスが良いため気持ちよく見られる。テンポも良くダレるシーンもない。爽快なゾンビぶっ飛ばしアクションシーンも有り見終わってスッキリする映画。ゾンビコメディがあんまり好きじゃない人でもコレは見て楽しめるのでは。
パロディネタも入っているので、知っていると少し楽しめる度が上がる。
ゾンビランドのゾンビは「歩くゾンビ」と「爆走するゾンビ」の間くらい「人間として走る程度」のゾンビ。コレくらいなら許せるね!
ネタバレあり感想
原題は「Zombieland」で、邦題は「ようこそゾンビランドへ」になりそうだったところが回避されて「ゾンビランド」と原題通りになったらしい。クソ邦題回避案件。
ビル・マーレイ(ゴーストバスターズの人)がビル・マーレイ役で出ていて笑った。
宇宙戦争
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H.G.ウェルズの古典的SFスリラーの現代バージョンである本作は、人類の未来を懸けたケタはずれの闘いを、あるアメリカ人家族の目を通して描く。行く手にある物全てを殲滅する異星人の殺人マシーン“トライボット”の大群から逃れ、レイ・フェリアー(クルーズ)は家族と共に安全な場所への逃避行を試みる。
スティーブン・スピルバーグ監督でトム・クルーズ主演のSFホラー映画。名前に反して戦争的な映画ではなく、どちらかと言えば災害パニックホラーに近い。怖さとしてはなかなかのモノで、本格的にホラーと言って良い雰囲気。
ダコタ・ファニングが可愛い! 撮影時は11歳。
映画としてどうかというと、これと言った所のない凡作と言えるかも。ラストは評価の別れる(というかよく酷評される)所だけど、個人的には好き。ただ映画としてはどうだろう……という感じ(原作に忠実らしい)。
映像はよく出来ていて迫力があるし、ホラーとして見ると十分な怖さがあって良い。心に残る名作にはならなくても時間つぶしには十分。
とりあえずダコタ・ファニングが可愛いのでよし。
ネタバレあり感想
トライポッドの迫力がなかなかあって、怖さも結構あるので好き。
作中で「大阪ではトライポッドを倒した」というセリフが出てきて「おお、日本だ」となる。日本人はロボットに詳しいから というのが理由らしい。
宇宙戦争のタイトルは原作の日本語版で採用されたもの。原題は「War of the Worlds」で「世界間の戦争」といったところだけど、別に異次元の敵と戦うわけではないので宇宙戦争というわけ。でも、宇宙戦争って聞くと宇宙空間で戦う感じがしてしまう問題がある。
ザ・ウォーカー
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文明崩壊終末世界で一冊の本を大切に運び続ける男の物語。SFアクション映画。
荒廃した未来と西部劇の様な雰囲気が良い感じに組み合わさっていて、世界観がとても良い。主人公がやたらめったら強く無双する。設定とかストーリーはちょっとおかしな点があるけど、気にしなければOK!
ラストはちょっと面白い。雰囲気映画。
全体的に割りと好きだけど、どういう人にお勧めかというのが難しい。アクション映画としては悪くないかなぁとい所。テーマは凄くキリスト教的なので、キリスト教徒なら特に楽しめるかも。あとはポストアポカリプス物が好きな人におすすめ。
ネタバレあり感想
原題は「THE BOOK OF ELI」で「THE BOOK」は聖書を指す言葉で「ELI」は主人公のイーライの事。なので直訳すれば「イーライの聖書」という感じで、ネタバレ原題じゃん!と思った。ナイス邦題案件。
聖書があれば何でもできる!的な展開で、そこら辺は非キリスト教国である日本では感覚がわからりづらい部分。キリスト教徒は聖書の神聖視が凄い。
イーライが座頭市よろしく盲人の超人なわけだけど、ちょっと超人すぎるでしょ(笑)
オバマが大統領になった時期の作品でもあり、アメリカにおける黒人の役割とかそういった事も加味して見ると面白いかも。