エスター
ネタバレなし感想
衝撃展開系のサスペンス・ホラー。
賢く美しく、そしてどこか不思議な少女エスターを孤児院から引き取った家族に次々と起こる不幸……いったいエスターにはどんな秘密が隠されているのか。その結末はなかなか衝撃的で面白かった。
エスターという少女自体がなかなか怖さを持っているけど、ラストの展開は予想を超えた内容で怖さ倍増といった感じ。この怖さは少し不思議な感じがある。行動よりも正体に恐怖を感じてしまう。
ネタバレあり感想
大人びた子だなぁと思ってたら、まさか中身が33歳だったとは。ヒントも沢山あったけど流石に予想できなかった。オカルト系かな~?と思って観ていたので虚をつかれた。
下垂体性機能不全という事らしい。下垂体は成長ホルモンを分泌したりするので、機能不全で成長が阻害される というんで科学的な説明はアリ。それだけじゃ子供に見えないでしょ、という点も化粧やらでごまかしていたという描写があるので納得。
歯科治療を受けず、歯がボロボロの描写が後で出てくるけど、治療で年齢がバレるため回避していたという事か。
夫のジョンがアホすぎて酷かった。ホラー映画ではこの手の「話を信じない人」が出てきて大体死ぬけど、終盤になっても疑わない辺りはちょっとにぶすぎる。死んで良かった。
エクソシズム
ネタバレなし感想
エクソシスト系の低予算映画。割りと面白いけどパッとしない。
ストーリー展開というかラストがちょっと面白い感じ。ただ全体的に低予算感が漂うし、今ひとつシャッキリしない。
オカルト系はあんまりなー という人でも楽しめるかも。オカルトなんだけど。
ネタバレあり感想
神父が悪役(?)というなかなか面白い展開で、しかも悪魔はちゃんと出てくるという。
前半で何かおかしいと思った部分がキチンと説明されて、神父も自殺したし悪魔は消えたしでなんやかや解決した感じで良かった。
神父のバカっぷりが凄い。
エクソシスト ディレクターズカット版
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言わずと知れたオカルト・ホラーの名作のディレクターズ・カット版。
エクソシスト系のオカルト・ホラー映画は沢山作られたもののこの作品が一番よく出来ている。とはいえ今見るならこれが1973年の作品で、その後のオカルト・ホラーの源流になった映画だという点は加味して観ないといけないかもしれない。
悪魔に取り憑かれた少女に悪魔祓いをするという今ではありがちなストーリーだけど、映画として非常によく出来ている。ストリー展開、心理描写など無駄がない。見ていると本当に悪魔が居る様に思えてくるような作品。
ネタバレあり感想
「メリーランド悪魔憑き事件」という実際の事件が元になってるとかなんとか。
悪魔を挑発して自分に取り憑かせ死ぬというの、ちょっと面白いというか三枚のお札に似てるよねとか思ったりした。
ミッドナイト・ミート・トレイン
ネタバレなし感想
地下鉄内で肉叩きハンマーによって人間がグッチャグチャにされる感じのスプラッタホラー。
映像が綺麗で話のテンポも悪くない。スプラッタはとても良いけど、全体を通してみるとストーリーは微妙だったかなという気がしてしまう。
オススメ度としては微妙かなと思いつつ、スプラッタが良かったのとラストが面白かったので★は4つに。
ネタバレあり感想
監督が北村龍平という方で日本人だった。
結局、電車は生贄採取のための装置でした的なお話だったけど、ちょっとよくわからない感じがするし原作の小説を読んでみたい。
リセット
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闇が侵食してくる不思議不条理系のホラー。結末はやや難解で解釈を要する。
停電と共に世界が闇に侵食され人々が消えていく。日に日に夜が長くなり、明かりももたなくなり……という不条理な怖さが面白い。
生き残った4人の辿る運命については、キリスト教の世界観を理解していないと解釈困難。映画を見終わってから分析サイトを幾つか探して見てみると良いかも。もう少し映画だけで分かりやすく出来ていたら良かったのだけど。
観終わってもスッキリせず、時間を無駄に浪費した感が非常に高い映画。
ネタバレあり感想
ハリウッド映画には「キリスト教の知識や符丁を知ってるモノとする」的なのがたまにあって、そこまで詳しくないので難儀する。
原題は「Vanishing on 7th Street」で、直訳すれば「第七ストリートの失踪」だろうか。これ原題のタイトルもヒントになってるのでクソ邦題案件なんだけど、原題のまんまでも映画観ただけだとわからないのは変わらない。
考察は下記サイトのものが参考になった。
リセット(2010)のシネマレビュー
要するに最後の審判モノの映画。最後の審判をモチーフにした映画は多く、アメリカではメジャーなネタのようだけど、映画を観ただけでもう少し分かるようにして欲しい。