映画ノ壺

ミッシング・デイ

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『ワイルド・スピード』のアクション・スタッフ集結で贈るサスペンスアクション!プエルトリコの小さな街で、養女にしたばかりの娘ニーナが、スティーブンとシャノン夫婦のもとから忽然と姿を消してしまう。二人は決死の捜索の末、怪しい養子援助施設が隠し持つ危険な秘密にたどり着く。

養子縁組した夫婦が詐欺犯達とアレやコレやしてアクションする感じの映画。

前半20分くらい、ダラダラと日常が描写されてかったるいものの、そこから先はテンポよく進んでアクション映画としてはボチボチの佳作といった感じ。

特別これといって面白いわけではないけど、サスペンスアクションが好きなら観ても良いかも。あとジョン・キューザックがなかなか光ってるのでジョン・キューザック好きなら観てほしい。

中国・マレーシア・アメリカの合作らしい。

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原題は「Reclaim」で、意味は「再利用」「回収する」みたいな感じだけど、作中に登場する養子縁組詐欺の名称。

全体的に出来栄えは良いけど今ひとつコレといった魅力もないので、ジョン・キューザックの悪役ぶりが光る。

旦那が怪しい養子縁組に手を出した上に追加料金もホイホイ払っていたバカだと判明するが、本当にアホという感じで夫妻の先行きが不安になる。多分他の詐欺にも引っかかるタイプだ。

崖から車が落ちるシーン、多分CGなんだと思うけど車の動きに違和感がありすぎて超絶気になった。

ラストで子供が夫婦に銃を向けるシーン、それなりに犯人達に懐いていたという事なんだろうし、そうなると新しい親が前の親をぶち殺したみたいな話になるのでなかなかハードである。

こういう詐欺って実在するんだろうか。子供を使い回す必要性があんまり無さそうな気がするけど、子供の仕入れもそう簡単ではないという事だろうか。

ペット・セメタリー

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アメリカ・メイン州の小さな街ルドロー。トラックが行き交う道路沿いに引っ越してきたルイス一家は新しい家に大喜び。だが、数日後、ペットの猫が轢死。近くにあるペット・セメタリー(動物墓地)の奥の“禁断の場所”に埋めると、なんと翌日猫は生き返った。日を置かずして幼い息子ゲイジがトラックにはねられ死亡。歎き悲しむルイスはこっそり遺体を例の場所に埋葬するが…。

スティーブン・キング原作の不思議系ホラー。スティーブン・キングっぽさがかなりある。切なく哀しいストーリー。

書かれているあらすじで概ねどんな話か分かってしまいそうだけど、それでも見る価値のある映画だと思う。

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原題は「Pet Sematary」で、霊園は「Cemetery」と書くのが正しい。作中で登場する動物霊園の入り口に子供が書いたスペルミスの看板があり、それがタイトルになっている。クソ邦題案件かも。小説版では「ペット・セマタリー」と原題のスペルミスを引き継ぐ名前になっている。

猫がああなった時点で、子供を埋めたらどうなるかハッキリしてるわけだけど、それでも埋めてしまうのも分かる……という感じに作られていて上手い。

幽霊が良いやつだった。

パージ:大統領令

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政府は犯罪の抑制につながるとして、1年に一晩、12時間だけ殺人を含む全ての犯罪が合法化される法律“パージ”を容認していた。しかし、“パージ”が貧困層や弱者を排除しようとしているとし、“パージ”廃止を訴える無所属のローン上院議員らの台頭により、“パージ”賛成派と反対派との間で国内は分断される。

パージシリーズの3作目。パージという制度の問題により踏み込んだ作品になっていて、面白い。

世界描写がマッドマックスっぽくなって来ている気がする。そもそも「経済崩壊後のアメリカ」が舞台なので、ポストアポカリプスという意味では似てるのかも。キレてるキャラが多くて良い。

前2作を観てからにした方が良いし、前作(アナーキー)が気に入った人なら観たほうが良い。

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原題は「The Purge: Election Year」で、日本語にすると「パージ:選挙年」という事だろうか。原題でも邦題でも別にどっちでもいいなという感じ。

ラストでローンが大統領になって、大統領令でパージ法を無くしてしまった。まぁハッピーグッドエンドである。でもラストで暴動が起きてるっぽいから、THE END……? みたいな終わり方だろうか。きっと続編はないだろう(と思ってたら4作目がキタ)

パージ

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犯罪が激増し、刑務所は犯罪者であふれかえるアメリカ。政府は対策として年に1度、12時間だけ殺人を含むいかなる犯罪も認めることにする。警察は出動せず、病院は医療活動を行わない。人々は一夜だけ罪の意識を感じることなく過ごせるのだ。暴力と犯罪が横行する夜、ジェームズ・サンディン(イーサン・ホーク)の家に見知らぬ男が助けを求めにやってくる。

特殊な世界観下で殺人と裏切りに恐怖する感じのサバイバルホラー。

年に1度、12時間だけ殺人を含むいかなる犯罪も認めることにする「パージ」という仕組みが導入されたアメリカが舞台で、この世界設定が全てだと思う。コレが実に面白いし良い設定。

一方でホラー映画としては微妙で、この設定を活かしきれていない感じがした。あまりパージに関する説明的な映画ではなくて、単に殺人鬼達に家が襲撃される映画。

ラスト辺りの展開はまぁちょっと面白かったかな? でも終わり方は微妙。

この世界設定はかなり好きなので他の派生映画が増えて欲しい。

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パージの設定はとても面白い。もちろん荒唐無稽だし、中学生が考えそうな世界設定でもあるけど、真面目にやればホラーやアクション映画の背景設定としては機能すると思う。

本作が微妙なのは、パージの設定が面白いのに「単なる背景設定」としてしまった点だと思う。つまり、家の中に籠もって襲撃されるが外部に助けを求められない みたいな状況の説明として「パージ」がある状態。

ラストは「周辺住民が恨みと妬みでパージしてくる」という感じで一応パージの設定が生きていた気がする。

パージの設定自体は確かにすごく便利で、色んなシチュエーションにおける背景事情のカバーができると思う。警察や軍隊が助けに来ない理由として使える。

でも、パージでアメリカがどうなってしまうのか、まずそこが気になるからそこら辺をもっと描いて欲しいな~

……という事で、そういう方向に舵を切ったのが続編なので、パージの設定が面白いと思った人は続編も見てみよう。

パージ:アナーキー

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年に一度の“パージ”の日がやってきた。謎めいた一匹狼レオは息子を亡くし、その復讐を計画していた。シングルマザーのエヴァと娘のカリは襲撃され、アパートから追われることに。シェーンとリズの若い夫婦はカージャックに遭う。

パージの続編で、前作よりアクション要素が増えた。より「パージ」の設定を上手く表現出来ているし、娯楽作品としても満足行く出来栄えになっている感じはする。

前作パージでは「パージの設定は面白いのに、単なる背景事情になっちゃってるな」という感じだった。もっとパージで凄い事になったアメリカを見たいぞ!と思っていて、それやってるのが本作。パージとは何なのか、どうなってしまうのか が描かれていてよかった。

ただ、ホラーやアクション映画としては今ひとつ決め手に欠けて、全体としては微妙な感じもある。。

前作との直接的な繋がりはないため、コレだけ見てもそんなに問題ないと思う。

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パージの日には裕福な人達が人狩りを楽しむ。やはり金こそがパワー、という描かれ方なのがリアルで良い。

法や秩序は弱者を守る為のものと言っても良くて、その制限がなくなれば困るのは弱者。資本主義の国では金持ちは強者という事になる。