映画ノ壺

ハプニング

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突然人々が自殺する現象が発生し広がっていく。災害パニック系のホラーだ。割りと淡々と進んでいく感じがする。

派手さこそ無いものの、なかなか面白い。一応ホラー映画の一種だとは思うけど、そんなに怖い感じでは描かれておらず、終始不気味な雰囲気。

凄い安上がりっぽい映画だなという感じがする。派手な災害なし、怪物なし、爆発もなし。そんな低予算のB級作品にしてはよく出来ているなと。飽きずに最後まで見させる力がある。

とはいえ凄いおすすめ出来る映画という感じでもなく、暇つぶし程度にどうぞ。一応家族モノの映画だけど、家族で一緒に見て楽しいかというと微妙で、子供なんかは飽きてしまうかも。

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目に見えない何かによるホラー という低予算映画の作り方があって、本作もソレだと思う。そうなると大体「見えない何かと戦う」みたいな入れ方になって、役者がショボいB級映画では失敗することが多い。そこを「突然、自殺し始める」という不気味な怖さに仕立てた所が秀逸だと思う。

実際にあったミツバチの集団失踪を元に作られた映画らしいけど、結局どういう解釈をして良いのかは微妙なところ。

不条理系の映画だと思った方が良いんじゃないだろうか。自然とは不条理で不思議なものである。

SAW シリーズ

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SAWは1~6とファイナルの全7作ある人気ホラー映画シリーズ。特にお勧めなのは1作目で、これはホラー映画史上に残る名作。特にラスト辺りの展開は大変上手いので見て損はない。ただグロ耐性が無い人は最後まで見られないかも。

2作目以降はおすすめ度としては大きく下がる。2作目については「なかなか頑張ったな」という感じがするけど、3作目以降はもうメチャクチャというか、惰性的に作られたなぁという印象。最後の方はもう何映画なのか分からないというくらいの感じ。映画館で見たら損した気になるかもしれないけど、プライムで無料ならまぁ良いかな。

SAWはシリーズ通して、過激なグロ描写と工夫をこらした拷問罠装置みたいなのが見どころ。コレについてはどの作品もなかなか良い。そういうのが好きな人は楽しんで見られるはず。人気が出てシリーズが続いたのも主にソコかなという感じ。

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1作目は「ずっと画面内に犯人が居た」という驚きが本当にすごかったし良作。

逆に言えばこれで2作目以降はちょっと厳しい、という事になる。それでも2作目は頑張って意外な展開にしていたと思う。

問題は3~4以降で、もう無理だと踏んだのかわからないけど残念後継作になってる。更にSAWに触発されて同じ様な映画が雨後の筍状態で出てきているので、それらとの差別化もできなかったという感じ。

でも工夫をこらした拷問処刑器具があるのはすごく好きで、趣味的にはそこだけで★5になってしまう。

この手のやつで犯人に確たる信念みたいなのがあるのも良い。意外とどうでもいい理由でやってたり、本当に趣味だったり、単なるキチガイだったりするのが多い。

タイトルの「SAW」は「seeの過去形のsaw」と「チェーンソーのsaw」と「ジグソウのsaw」、「外科医(sawbones)」「立場逆転(seesaw)」と複数の意味があるらしい。


バーニング・デッド

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ウリ文句は「火山ゾンビ爆誕」なんだけど火山+ゾンビ=火山&ゾンビ という感じで、2つの要素があんまり融合してない感じのゾンビ映画/災害パニック映画。

ゾンビの外観がちょっと変わってる気もするし、オカルト系ゾンビで登場の仕方がちょっと面白い気もするけど、だから何だという感じしかない。

全体的に眠ってしまうほどつまらなくはないが、これと言って印象に残るシーンがない。ゴアシーンは頑張ってるっぽいけど、頑張ってるというだけでショボい

登場人物は総じてバカ。バカな事しかしない。

一応最後まで観られてしまう謎の力があるけど、どうしても★2以上にするわけにはいかないと感じた。

火山要素が仕事してなさすぎる気がする。

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「溶岩=ゆっくりと迫りくる恐怖」で「ゾンビ=ゆっくりと迫りくる恐怖」なので、共通した面があるとは思う。どちらも「遅いので簡単に逃げられるけど、囲まれたりすると取り返しがつかなくなる」という共通した怖さがある。

本作ではどうかというと、その2つの恐怖が特に融合とかしていなかったのでは。というか、同系統の怖さを持つものを組み合わせても実はあんまり良い効果が得られないのでは?と思う。

全く違う系統の怖さの物を組み合わせることで壊さが増す、という構造の映画は多い。

新選組オブ・ザ・デッド

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幕末ゾンビコメディの日本映画。駄作。

新撰組に坂本龍馬に外人にと設定てんこ盛りで漫画っぽい感じ。映像そこそこ雰囲気よく作られていてセットも安っぽすぎる感じはしないが、画面が常に揺れ動いているのが非常にストレス。意図的なんだろうけど邪魔でしかない。

全体的にグダグダで起伏に欠ける。途中でみるのをやめたくなる。設定を活かしきれていない感じだし、最後まで見ても何を表現したかったのか不明。

同じ内容を漫画でやればまぁ面白い……かも……?

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コミック版が出ているらしい。この設定はマンガならまぁ扱えるかもしれない。映画でやるのはちょっと難しいのかも。

ただ、全体が起伏に欠けてダレるのは監督能力の問題だと思う。

当初は★ゼロという最低評価にしていたけど、映画ノ壺では★1が最低なので★1つになった。

デッドライジング ウォッチタワー

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有名ゾンビゲームの映画版。アクションゾンビ映画みたいなジャンルになるだろうか。特に原作ゲームを知らなくても楽しめた。

既にゾンビが一般化した世界観で、ゾンビ抑制剤が云々…という辺りやストーリーはソコソコ面白いし、映像的にも良くできているし、アクションもあって最後まで楽しめる。ところどころツッコミどころがあるけど気にならない。

王道ゾンビアクション映画が見たいなら悪くない選択。

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自作武器でゾンビと戦うのが良かった。みんな考えるよね。

単にゾンビ災害ってだけじゃなくて、主人公がジャーナリストでゾンビ騒動の背景を暴くというストーリーがあるのが良かったと思う。