映画ノ壺

デイブは宇宙船

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エディ・マーフィ主演で放つミクロエイリアンの地球“珍略”コメディ人間型宇宙船が地球に上陸?!

エディー・マーフィーが「人型宇宙船」と、その艦長を演じるSFコメディ。ご家族か子供向け作品だと思う。

手のひらサイズの小型宇宙人が人間を模した「宇宙船」に乗って地球に探しものに来る、という内容。で、その宇宙船がエディー・マーフィーで、中に入ってる宇宙人の艦長もエディー・マーフィーという一人二役(?)。

何しろ宇宙人が操作してる宇宙船なので、思うように動かなかったり、変な事をしてしまったりする。右手、左手とそれぞれ別のクルーが操作してるもんだから大変な事に……

コントのネタみたいな下らない内容だけど普通に面白かった。娯楽映画としてそつなく作られている。

宇宙船の中はスタートレックっぽい感じ。クルーの服もそんな感じだし、セットの安っぽさも似ている。SFとしてはそんなに見るべきポイントはない。

2008年公開の映画だけど1998年と言われても違和感がない、そんな映画。

お気楽なSFコメディを観たい人、エディー・マーフィーが好きな人にはおすすめ。

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原題は「Meet Dave」で、AmazonVideoでは何故か原題で登録されている。邦題は「デイブは宇宙船」で、実は原題が「Starship Dave」になる予定だったらしい。邦題はそちらに合わせたのかもしれない。

オーブの設定はマクガフィンだとして、宇宙船やニル星人の設定についてはもうちょっと掘り下げて表現されても良かったんじゃないかと思う。ニル人が地球の影響を受けて変わってしまう、という部分がちょっと分かりにくいというか「もともと娯楽や感情に乏しいニル人が~」みたいな説明があまりなく、いまいちピンとこない感じ。バルカン人が踊り始めたら驚くと思うんだけど、そういう感じに上手くなっていない。特にエディー・マーフィーが艦長をやってて割りと最初から顔芸してるから、そこら辺が伝わりにくいんだと思った。

まぁコメディだし細かいツッコミをしても仕方がない。


PUSH 光と闇の能力者

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クリス・エヴァンス、ダコタ・ファニング主演のSFエスパー・アクション!第二次世界大戦時より国家に育成されてきたといわれる特殊能力者の一人・ニックは、身を隠して生きていたある日、政府機関から逃げ出した女性を探す依頼をされる。しかしそれは命を脅かす危険な任務だった。

超能力バトル系のサイキックSFアクション映画。ダコタ・ファニングが可愛い

基本的なエスパーパターンである「念動力」「透視」「未来予知」「サイコメトリー」辺りが出てきて、主に敵側と主人公側に別れてそれぞれの能力を使ってアレやコレやと戦ったり出し抜きあったりする。ダコタ・ファニングが未来予知する少女役で可愛い。

登場人物達が個性豊かで、それぞれの能力をどう生かしていくかが描かれている、いわゆる能力者モノの映画。

派手なアクションあり、ミステリー要素あり、サスペンスありでごった煮な感じ。ストーリーはやや入り組んだ風の展開を見せるものの、よく考えると破綻してそうなのでアクション映画として観ると良いと思う。

ダコタ・ファニングが14歳で、天才子役っぷりを遺憾なく発揮している。可愛い。

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原題は「PUSH」で、作中の超能力名。邦題は「光と闇の能力者」とかいうのを付け足してるだけなんだけど、あまりにもダサいクソ邦題案件。どこから光と闇が出てきたんだ?

全体的に映像が綺麗だな、と思った。色使いが良い。

制作費は3800万ドル、だいたい40億円くらいだから微妙な予算の映画。

能力バトル部分が意外とよくできていた。中国ヤクザの下っ端みたいなのが超音波みたいなので攻撃するシーンとか、主人公が敵の念動力者と念動力バトルするところとか。ちょっとマンガっぽいかな?

ストーリー的にはちょっと複雑な部分があるけど、そんなに考えなくても分かるように作られていたというか、よく考えるとおかしな点が結構ある。脚本が一番微妙な点かもしれない。

あと、醤油注射すると死ぬかもしれないので「それはイカンぞ」って思ったりした。

ともあれダコタ・ファニングの演技が良くて可愛いのでヨシ。

ムーントラップ

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スペースシャトルは地球周回軌道を航行していた。 ある日、乗組員が巨大宇宙船を発見する。 そこにはエイリアンの遺体と月の巨大遺跡の存在を記すものが。それは、その後始まる恐怖体験の前ぶれにすぎなかった...。乗組員たちは恐るべき機械生命体と死闘をくり広げる...。

1989年のSF異星人ホラー映画。頭が悪い系ハリウッド映画

予算が多かったとは思えないんだけど、展開としては一応王道的なハリウッド映画っぽい。

ツッコミどころしかないような映画なんだけど、ほどほど飽きずに観られる。展開はバカとしか言いようがない。

本来見せ所であると思われるエイリアンとの戦闘シーンであるとか、エイリアン船のシーンであるとかが全てショボい。お金がない。仕方がない。

B級映画らしい出来栄えなので、B級ホラーが好きなら観ても良いかも。SF好きが見たら発狂する危険がある。

エンドロール後演出が一応あるので、エンドロールに入ったら最後のあたりまで飛ばして観よう(だから何だ、程度の内容だけど)

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ショボいのは1988年だし仕方ないのかな……と思ったけど、スターウォーズ1作目(Ep4)が1977年で3作目(Ep6)が1983年なので、ちょっとフォロー不能だという事が判明した。どんだけ低予算だったんだ。

結局、月に居た人間や基地は何だったんだろうと思って調べたけど「月に人類が居た設定」みたいな事しか出てなくてよく分からなかった。まぁあんまり重要ではない事なんだと思う。

エイリアンが作ったロボットがショボいとか、あまりに動かなすぎでしょとか、SF設定があまりにも雑でしょとか色々思う所はあるけど「まぁハリウッドのバカ映画だから」で概ね片付く。

エンドロール前演出とエンドロール後演出で「実はまだ終わってないぜ」をやってて「定番だな~」と感心した。これぞB級ホラーだ。

バイオ・インフェルノ

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1986年の古い感染パニックホラー。王道的なストーリーながら面白い。

バイオハザードの起きた研究所内で、感染した人間に襲われながら逃げ惑うお話。

低予算らしいもののそうは感じさせない面白さ。古いハリウッド映画らしい感じだな~という内容で、ラストもハッピーエンドなので安心して見られる。

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ちょっとゾンビ映画っぽい部分があったのでタグにはゾンビ映画を入れてみた。

登場する機材が古いものの「ダメなのは人間的な部分」という感じなので、現代でも通用する内容だと思う。

ダメな人間がやらかす事で始まるホラー映画が多いけど、現実でもそんな感じなので分かる。

インベージョン

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ボディースナッチャーのリメイク。SF?異星人社会侵食系。

伝染病の様に世界が異星人に侵略されていき……という割りとよくあるタイプで、お話はまぁまぁ面白いんだけど全体的に今ひとつ感がぬぐえない。

後半になるとアクションもあってなかなか魅せるんだけども、最後まで今ひとつパッとしなかった。

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「一つに繋がった何かに人類が侵食され、その方がうまくいく」という設定は、割りとよく見かけるので新鮮味に欠ける。ただ、原作のボディ・スナッチャーは相当古い作品なのでそちらでは斬新な設定だったのかも。

個の否定による合理化、それによって訪れるより良い社会 というのは、ディストピアの設定と似ている。社会共産主義が流行っていた時代なら良いテーマだと思うんだけど、今や共産主義は息をしていないし、我々は個人主義の大切さを知っている。