映画ノ壺

ムーントラップ

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スペースシャトルは地球周回軌道を航行していた。 ある日、乗組員が巨大宇宙船を発見する。 そこにはエイリアンの遺体と月の巨大遺跡の存在を記すものが。それは、その後始まる恐怖体験の前ぶれにすぎなかった...。乗組員たちは恐るべき機械生命体と死闘をくり広げる...。

1989年のSF異星人ホラー映画。頭が悪い系ハリウッド映画

予算が多かったとは思えないんだけど、展開としては一応王道的なハリウッド映画っぽい。

ツッコミどころしかないような映画なんだけど、ほどほど飽きずに観られる。展開はバカとしか言いようがない。

本来見せ所であると思われるエイリアンとの戦闘シーンであるとか、エイリアン船のシーンであるとかが全てショボい。お金がない。仕方がない。

B級映画らしい出来栄えなので、B級ホラーが好きなら観ても良いかも。SF好きが見たら発狂する危険がある。

エンドロール後演出が一応あるので、エンドロールに入ったら最後のあたりまで飛ばして観よう(だから何だ、程度の内容だけど)

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ネタバレあり感想

ショボいのは1988年だし仕方ないのかな……と思ったけど、スターウォーズ1作目(Ep4)が1977年で3作目(Ep6)が1983年なので、ちょっとフォロー不能だという事が判明した。どんだけ低予算だったんだ。

結局、月に居た人間や基地は何だったんだろうと思って調べたけど「月に人類が居た設定」みたいな事しか出てなくてよく分からなかった。まぁあんまり重要ではない事なんだと思う。

エイリアンが作ったロボットがショボいとか、あまりに動かなすぎでしょとか、SF設定があまりにも雑でしょとか色々思う所はあるけど「まぁハリウッドのバカ映画だから」で概ね片付く。

エンドロール前演出とエンドロール後演出で「実はまだ終わってないぜ」をやってて「定番だな~」と感心した。これぞB級ホラーだ。

モーテル

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車が故障し、やむなく人里離れたモーテルで一夜を明かすことになったデビッドとエイミー。部屋に入り、ふとテレビの上のビデオテープに目を留めたデビッド。それを何気なく再生してみると、何と映し出されたのはリアルな殺人が行われている衝撃的な映像だった。やがて彼は、観ているうちにある事実に気づく。それは、まさに今、自分たちが泊まっているこの部屋で撮影されているということに!いったい誰が?何のために!?今も回り続けるカメラを発見し、自分たちがそこから逃げなければ次の被害者になることを確信する。すべてを見張られている中、二人はこの密室から脱出することができるのか!!

スナッフフィルムが題材のヒルビリーホラー。

田舎のモーテルで殺人鬼たち襲われるという王道展開。スナッフフィルムという事でグログロのスプラッタ系かと思いきやそんな事はなく、割りと古き善きサスペンス・ホラーといった内容。それでいて飽きさせる事無く展開していくストーリー展開は秀逸。

シンプルであっさりしているが満足できる出来栄え。昔ながらの中華そばみたいな。

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原題は「Vacancy」で意味は「空室」

サスペンスホラーとしてよく仕上がっていて、出来栄えには納得なんだけど、今ひとつここが良いというポイントに欠ける。

スナッフフィルムが題材なのにあんまりスプラッターじゃなくて、フィルム作成に関する背景とかもあんまり明らかになってない辺りが残念。

相手が頭のおかしい殺人鬼ではなくて、ある種職業的な殺人犯達というのは、ホラーとしては怖さを下げる要因なのかなと思った。

モーガン・ブラザーズ

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オーストラリアの田舎道。モーガン・ブラザーズという肥料工場が経営難に陥っていた。このピンチを脱したのは、人間の死体を肥料にした新商品。そんな兄弟が、拾った死体をトラックで運んでいる途中にヒッチハイカーの若者を拾うことに。若者たちは兄弟の工場の正体を知り驚愕するが、時すでに遅し。彼らは兄弟から逃げることが出来るのだろうか?

殺人鬼兄弟に襲われるヒルビリー・ホラー(アメリカ南部田舎モノ)。若干コメディめいてる。もちろんB級映画。

人肉を肥料にすると凄く良い!と気づいた田舎者兄弟によって若者達が次々と殺されかけていく感じ。もはやこの設定の時点で若干ギャグめいている。

ホラーコメディーだと思うんだけど、一応全体的には真面目なホラー体裁に近いと思う。スプラッタ度合いはほどほどで、展開がノロノロしてる。恋愛要素もある。

ホラーコメディーが観たい人、ヒルビリーホラー好きの人は観てもいいかも。

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人肉が肥料に良いからって殺人するかよ っていうのがまずツッコミどころというかアメリカ南部の田舎をバカにしすぎではないだろうか。でもヒルビリーならあり得る(偏見)。

ウェスが薬でおかしくなってウロウロするシーンが面白いというかじれったいというか。

お兄さん役のアンガス・サンプソン氏、何か色んな映画で見かける気がする。顔にインパクトある。調べたら「インシディアス」に出てた

ポルターガイスト(1982)

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家の中に、何かがいる。幼いキャロル・アン・フリーリングは、異界の入り口に吸い込まれてしまう。少女の家族が次々と恐怖に見舞われる中、ハリウッドのホラー映画は新たな次元に突入した。

スティーヴン・スピルバーグ製作の健全ホラー。ポルターガイスト現象から始まるオカルトホラーと共に家族愛などを描く名作。

ホラーというよりファンタジーのような印象を受けた。ちょっと不思議で、ちょっと怖い(派手なシーンもあるよ)。

「ポルターガイストって物が動くだけでしょ?」と思ったら大間違いで、いろいろ怪奇現象が起こる。

霊の居る異界の描き方が良い。今見ると流石に古いなと思うけど、面白さは損なわれていないと思う。

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霊能力者のキャラが濃すぎて印象に残ってる。

ポルターガイスト現象といっても描かれてる内容は幅広くて、霊的現象による怪奇現象でここまでやるのかー という。

ゾンビが出てくるのが古い映画だなぁという感じがした。感染系のゾンビではなく、いわゆる「死者復活」のゾンビで、このタイプのゾンビは最近見かけない。墓地における恐怖演出としては定番。

この映画のシリーズは制作関係者が死んだりしているというオカルト話がついている事で有名。

ポルターガイスト (2015)

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郊外に格安物件の一軒家を見つけ、家族で越してきたエリックたち。心機一転、新たな生活をスタートさせるが、子供たちは次第に、家の中に潜む不気味な雰囲気を感じ取る。クローゼット、TV、天井裏……庭からは骨片のようなものが見つかる中、ある日、家にいたはずの幼いマディソンが忽然と姿を消してしまう。一体、この家では何が起こっているのか? おぞましい“秘密"を知った一家は、霊媒師に助けを求め、娘を取り戻すために決死の戦いを始める――。

ポルターガイスト(1982)のリメイク。殆どそのままリメイクしたような感じでまぁまぁ面白かった。オカルトミステリーホラーとしてよく出来ている。

家族愛をテーマに、ほどほどの怖さでポルターガイスト現象とその解決が描かれる。オカルト系が好きなら観て損はない。

ドローンとか出てくるのが現代風で新鮮な感じ。

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異世界の描写がオカルトファンタジーな感じで好き。こんな所入ったらもう無理でしょ……

ドローンとかサーモグラフィーとかを使ってオカルト現象と対峙する感じのホラーはリアル感があって良い。オカルトだからオカルトで解決 ではなく、本当の出来事だからあらゆる手段で解決 みたいな。

制作にはサム・ライミ(The Evil Deadの人)が携わっている。